ハリー・ポッター俳優、トランスジェンダー巡り作家ローリング氏に反論

(2025年4月24日)

映画「ファンタスティック・ビースト」のプレミアに到着し、カメラマンの前でポーズをとるJ.K.ローリング: 2018年11月13日、ロンドンで。警察によると、J.K.ローリングはスコットランドの新しいヘイトスピーチ法を批判し、トランスジェンダーの女性を男性と呼ぶツイートをしても法を犯していないという。(写真:Joel C Ryan/Invision/AP, File)

By Emma Ayers – The Washington Times – Tuesday, April 22, 2025

 映画「ハリー・ポッター」のオリバー・ウッド役で知られる俳優のショーン・ビガースタッフ氏は、この映画の原作を書いた作家のJ.K.ローリング氏がトランスジェンダーの権利について発言を続けていることについて、「偏見に満ちた」「強迫観念にとらわれた億万長者」と非難した。

 ビガースタッフ氏の批判は、2010年男女平等法の「女性」という用語は生物学的な女性のみを指すことを支持する最近の英最高裁判決をローリング氏がソーシャルメディアで称賛したことを受けたもの。ローリング氏は、この裁判を起こした女性の権利団体「フォー・ウィメン・スコットランド」に資金援助したと報じられている。

 判決後、ローリング氏は自身の所有するスーパーヨットで葉巻を吸い、グラスを掲げて歓声を上げる写真を公開した。マリフアナを意味する「ブラントを吸っている」と批判されたが、ローリング氏は「客観的に、明らかに、間違いなく葉巻だ」と応じた。

 ビガースタッフ氏は、彼女はユーモアのセンスを失っていると反撃した。「偏見は知恵を腐らせる」

 彼はまた、ローリングさんとインフルエンサーのアンドリュー・テイト氏を比較した別のアカウントを引き合いに出し、葉巻のイメージが、女性に対する暴力を助長していると批判されているテイト氏のスタイルと似ていると指摘した。

 ローリング氏はさらに、フォー・ウィメン・スコットランドの共同ディレクター、スーザン・スミス氏とマリオン・カルダー氏が最高裁判決を祝っている画像をシェアし、「スコットランドの女性をバカにしないで」と投稿した。

 スコットランド人のビガースタッフ氏は、「スコットランドの女性の大半は、このような人たちに賛同していないし、取り憑かれた億万長者から資金援助を受けているわけでもない」と反論した。

 ローリング氏の主張に反対を表明したハリー・ポッター出演者は、ビガースタッフ氏だけではない。

 ハーマイオニー・グレンジャーを演じたエマ・ワトソン氏は、2020年にツイッター(現在はX)に「トランスの人々は、自分たちが何者であるかを常に問われたり、自分たちが何者でないと言われたりすることなく、自分たちの人生を生きるに値する」と投稿した

 また、主役のダニエル・ラドクリフ氏は、同時期にLGBTQ支援団体トレバー・プロジェクトに寄せたエッセーでローリング氏に反撃し、「(トランスジェンダーの)女性は女性だ」と主張した。

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