トランプ氏、就任100日を「常識革命」と宣言

2025年4月29日火曜日、ミシガン州ハリソン・タウンシップのセルフリッジ空軍州兵基地で、ミシガン州兵の隊員を前に演説するドナルド・トランプ大統領(AP Photo/Alex Brandon)。
By Jeff Mordock – The Washington Times – Tuesday, April 29, 2025
トランプ大統領はミシガン州での政治集会で、2期目の最初の100日を「常識革命」と宣言した。
歓迎ムードの聴衆に向かってトランプ氏は「この14週間で世界が目撃したのは、常識の革命だ。それがすべてだ。保守派であれ、リベラル派であれ、何者であれ、それは常識の問題だ」と訴えた。
トランプ氏は、国境政策、金利引き下げの推進、教育の権限の州への返還などを通じて、米国に「常識」を取り戻そうとしてきたと主張した。
同氏はデトロイト郊外のミシガン州ウォーレンにあるマコム・コミュニティー・カレッジで、数千人の支持者を前に演説を行った。演説に先立ち、2つの大型ディスプレーに「偉大なる100日」「雇用、雇用、雇用」「米国のものを買い、米国民を雇おう」というスローガンが映し出された。
ミシガン州は、昨年の選挙でトランプ氏が勝利した7つの激戦州のうちの一つだ。しかし、同州はトランプ氏による輸入車と自動車部品に対する関税の影響を受けている。
トランプ氏がミシガン州に到着すると、ホワイトハウスは自動車メーカーの関税を縮小する大統領令を発表した。この大統領令は、今後2年間、自動車部品やコンポーネントの輸入を制限することで、自動車メーカーを救済することを目指すものだ。
トランプ氏は当初、輸入車すべてに25%の関税をかけるよう命じていた。これは4月に開始され、さらに5月3日からは自動車部品にも25%の関税がかけられる。
ミシガン州の3月の失業率は5.5%に跳ね上がり、全米平均の4.2%を上回っている。