「無防備な子供を殺したい」トランスジェンダーが教会学校銃撃

2025年8月28日木曜日、ミネアポリスで、水曜日の学校銃乱射事件後、アニュシオンカトリック教会の追悼式で花を手向けるスーザン・サリー(右)とミーガン・ピアルイッシ。(AP Photo/Abbie Parr)
By Valerie Richardson – The Washington Times – Thursday, August 28, 2025
ロビン・ウェストマン容疑者(23)は宗教を嘲笑し、全米で最も悪名高い大量殺人犯を偶像化し、子供たちが最も無防備になる場所で大虐殺を実行することを夢想していた。
このような要因が重なり、トランスジェンダーのウェストマン容疑者はミネアポリスにある受胎告知カトリック学校へと向かい、27日、ミサに出席していた教師、児童らに発砲した。2人の児童が殺され、18人の児童と大人が負傷した。
容疑者は現場で自らを撃ち死亡、幼稚園から8年生までの児童が通うこの教会学校内のレイアウトをよく知っていた。
子供のころこの学校に通い、2017年に8年生を卒業した。母親は、2021年に退職するまで教区の事務員として働いていた。
ジョセフ・トンプソン連邦検事代行は28日、ウェストマン容疑者は「子供たちが苦しむ姿を見たかった」と語った。
トンプソン氏はミネアポリスでの記者会見で、「銃撃犯は何よりも子供たち、無防備な子供たちを殺したかった。犯人は子供を殺すという考えに取りつかれていた。学校や教会で最も無防備な状態のときに、最も無防備な私たちを標的にする方法として、このテロを考えた」と述べた。
捜査当局は、キリル文字と英語の組み合わせで書かれた数百ページの日記、現在は削除されているユーチューブの動画、「私の友人と家族」に宛てた4ページの別れの手紙など容疑者が残した数百ページの資料を調べている。
「私の行動があなた方の人生に影響を与えたことをお詫びします。私は皆さんのことをとても大切に思っており、皆さんの人生にこのような混乱の嵐をもたらすことを心苦しく思っています」と手紙には書かれていた。
だが、動画は全く逆だ。「ドナルド・トランプを殺せ」「子供たちのために」「あなたの神はどこにいるのか」といった人種差別や反ユダヤ主義的な中傷の言葉が書き込まれた銃器やライフルの弾倉がずらりと並んでいる。
ある場面では、ウェストマン容疑者と思われる人物が銃弾を手にし、歌うように「トゥモロー」と言っている。
「自分の家族には申し訳ないが、申し訳ないと思うのは家族に対してだけだ。クソガキども」
連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官によれば、FBIはこの事件を国内テロおよび反カトリック憎悪犯罪として捜査している。
パテル氏はXで「容疑者は、声明にも、銃器にも、反カトリック、反宗教的な言及を複数残している。ユダヤ人に対する憎悪と暴力を表明し、『イスラエルは崩壊すべきだ』『パレスチナを解放せよ』と書き、ホロコーストに関連する露骨な表現もある」と述べた。
トンプソン氏によると、ウェストマン容疑者は黒人、ヒスパニック系、キリスト教徒、ユダヤ人など、「想像しうるほとんどすべてのグループに対して憎しみを表明していた」という。
一方で学校の銃撃犯や大量殺人犯を称賛していた。
トンプソン氏は「銃撃犯は私たち全員を憎んでいるように見えた。犯人の心は憎しみでいっぱいだった」と指摘、容疑者の名前には触れなかった。
11分間の動画は、メッセージとともに印刷された射撃の的の中央に、いばらの冠をかぶったイエス・キリストの絵が映し出されるところから始まる。そのメッセージには「イエス・キリストは借りてもいない借りを返すために来た/われわれが、払いきれないほどの借りを負っているからだ」とある。
そして、誰かが1冊のノートに目を通し、学校の礼拝堂と思われる教会内部の手書きの図の前で立ち止まる。そして、そのページをナイフで刺す。
日記はキリル文字と英単語の奇妙な組み合わせのため解読が難しいが、複数のソーシャルメディア・アカウントとニューヨーク・ポスト紙が人工知能(AI)を使ってその一部を翻訳している。
ある日記では、ウェストマン容疑者は男性から女性への性転換を後悔している。ネットに掲載された裁判資料によると、容疑者は2020年、17歳のときに性転換とともに「ロバート」から「ロビン」に改名した。
ニューヨーク・ポストの翻訳によると、ウェストマン容疑者は「(長い髪を)残しているが、トランスであることを示すのはそれくらいしかない。トランスであることに疲れた。自身を洗脳すべきではなかった」と記している。
その後にも、「トランスであることを後悔している。女の子になりたかった。ただ、今の技術でその体になれないことは分かっている。そんな金もない」とも書いている。
Xの「トランプ・ホワイトハウス・アップデート」アカウントによるAI翻訳では、2012年のサンディフック銃乱射事件で20人の子供と6人の大人を殺害したアダム・ランザら銃乱射犯を称賛している。
翻訳された投稿には「最近、オーロラ劇場の射殺犯ジェームズ・ホームズは『銃所持禁止区域』をわざと選んだのかもしれないと聞いた」と記されている。
日記はこう続く。「ホームズは犠牲者が丸腰であってほしかった。だからおれたちは学校が好きなんだ。少なくともおれは、学校がいいと思っている。その理由はアダム・ランザだ」
ワシントン・タイムズ紙は翻訳がどの程度正確かを確認していない。
ミネアポリス警察の発表によると、容疑者はライフル、ショットガン、拳銃の3種類の銃器を使用し、すべて違法に入手したものだった。
ミネアポリス警察のブライアン・オハラ署長によると、ミサが始まった後、礼拝堂のドアは内側から鍵がかけられ、ウェストマン容疑者は侵入できなかったという。
「ドアがロックされていたことが人命救助につながったことは間違いない」とオハラ署長は語っている。
そのため容疑者は教会の建物の外から生徒たちに発砲した。
「この事件が特に凶悪で卑怯なのは、銃撃犯には、殺害した子供たちの姿は見えていなかったということだ。彼は建物の外に立ち、信者席と同じ高さの非常に小さな教会の窓越しに発砲した」