原発復活で信頼できる電源回復

トランプ大統領、原子力発電でアメリカのエネルギーの未来を確保イラスト:リナス・ガルシス/ワシントン・タイムズ
By Editorial Board – The Washington Times – Monday, February 16, 2026
数十年前、ヒッピーたちは「原子力反対」と書かれた段ボールの看板を掲げて跳ね回り、産業全体を窒息させた。彼らは15日、最先端の原子炉を積んだ米空軍の輸送機3機がユタ州に着陸したとき、さぞかし怒りに震えたことだろう。この原子炉は、米国の電力網に再び活力を与えることを約束するものである。
米国防総省当局者は、南カリフォルニアの工場からユタ州のサンラファエル・エナジー・ラボ(州営の研究開発施設)までの約1000キロの輸送を実施した。同施設でこのモジュール型発電装置の組み立てと試験が行われる。
トランプ大統領は昨年、大統領令によって原子力発電復活を開始し、前任者が原子力の進展を阻むために用いていた手続きを大幅に削減した。前任者が進展を妨げていたのは、原子力と比べて「再生可能」代替エネルギーがいかに見劣りするかを露呈しかねないものだったからだ。
トランプ氏は、「幾つかのまれで議論の余地のある例外を除き、先進的原子炉はまだ米国で実用化されていない」と述べ、エネルギー担当責任者に是正を求めた。自由な民間部門が望まれた結果をもたらすまで、長い時間はかからなかった。
ライト・エネルギー長官は引き渡し式で、「われわれは40年か50年で原子炉を2基しか建設してこなかった。それでも7月4日(独立記念日)までに3基の原子炉が臨界に達するだろう。私の後ろに立っているものを見れば、トランプ大統領が本気だったことが分かると思う」と語った。
業界は、安定的で安全かつ自己持続的な反応を表す言葉として、「臨界(クリティカル)」という不吉な響きを持つ用語以外の表現を検討すべきかもしれない。この場合、この超小型原子炉は5メガワットを発電する。製造元のバラー・アトミックスによれば、これは5000世帯分の電力を供給できるものである。
これほどの電力を瞬時に世界のどこへでも投入できるこの事業に、軍は関心を示している。米海軍、空軍、陸軍は、かつてはSF映画にしか存在しなかった指向性エネルギー兵器の開発に取り組んでいる。
日本もまた、地球を露天掘りにせず、クジラを混乱させず、二酸化炭素も排出しないこの「グリーン」電源を再び受け入れつつある。先月、東京電力は世界で2番目に大きい柏崎刈羽原子力発電所を再稼働させた。
左派は、目に見えない殺し屋としての放射線への根源的な恐怖を利用するが、実際にはそうしたリスクを真に憂慮しているわけではない。急進派が安価なエネルギーを忌み嫌うのは、それが起業家精神を活性化させるからだ。彼らは、配給制と政府への依存を助長する電力不足の方を好むのである。
だからこそ過激主義者たちは、かつて中世の農場を動かしていた風車を、まるで最新の技術革新であるかのように装っている。リベラル派は、政府補助金と中国共産党からの供給に依存するものなら何にでも舞い上がって喜ぶのだ。
これらの偽善者は、残酷なタービンの羽根が雄大なワシを切り裂いたり、かつては清らかだった田園風景が損なわれたりしても涙を流さない。曇天や無風の日が、マルクス主義に活気づけられた電力網を麻痺させることは、欠陥ではなく仕様なのである。
今やIT産業のデータセンターが電力をむさぼっている以上、信頼性こそが最優先である。その点で原子力に匹敵するものはない。トランプ大統領が、家庭を冬に暖かく、夏に涼しく保ち、しかも家計を圧迫しない信頼できる装置へと政府の関心を向けるのは正しいことである。