北朝鮮に武器や軍事技術を送付 中国人移民に懲役

(2025年8月21日)

2013年5月14日早朝、ワシントンの司法省本部ビル。(AP通信)

By Bill Gertz – The Washington Times – Tuesday, August 19, 2025

 司法省によると、カリフォルニア州の中国籍の不法移民が19日、韓国への奇襲攻撃に使用される可能性のある武器と技術を北朝鮮に送った罪で懲役8年の判決を受けた。

 ウェン・シェンファ(42)被告は2012年に学生ビザで合法的に米国に入国し、ビザの期限が切れた後も米国にとどまっていた。

 ウェン被告は6月、香港を通じて北朝鮮の南浦に武器、弾薬、輸出規制された軍事技術を送った罪を認めた。また、北朝鮮の外国代理人として行動した罪も認めた。

 検察側は懲役5年を求めていたが、カリフォルニア州中央地区連邦地裁のスティーブン・ウィルソン判事は判決を8年に引き上げた。

 弁護士はコメントの求めに応じなかった。この事件の主任検察官であるサラ・ゲルデス連邦検事補もコメントの求めに応じていない。

 この事件の裁判資料によると、ウェン被告は米国に来る前に中国で北朝鮮当局者と会い、2022年に米国の武器、弾薬、軍事物資を入手し、北朝鮮に送るよう指示された。

 カリフォルニア州ロングビーチ港から北朝鮮に少なくとも3回送られ、そのうち2回は2023年末だった。

 ウェン被告は捜査官に対し、これらの貨物の代償として北朝鮮当局から200万ドルを提供されたと話している。輸出書類の中には冷蔵庫に偽装されたものもあったという。

 テキサス州に住んでいた時に連邦銃器免許を取得し、当局への通報を避けるためにフロント企業を通じて武器を購入する際に使用した。

 北朝鮮はまた、無人機に使用される軍用の民間航空機エンジンと、韓国への奇襲攻撃に使用される可能性のある米軍服を調達することを命じられていたことが裁判所の文書で明らかになっている。

 2024年の自宅と車の捜索では、北朝鮮に送るつもりだったとみられる二つの電子機器が発見された。

 サーステック「Arx mkII Pharma」化学検出器と、盗聴機器を発見するために使用される「アンドレ・デラックス」近距離無線探知機だ。

 9ミリの弾薬6万発も発見された。

 北朝鮮に送られた武器の種類は、当局によって特定されていない。連邦捜査局(FBI)の訴状の写真には、違法に送られた武器の一つとしてAK47を基にした短銃身ライフルが写っている。

 米国は制裁で、北朝鮮への武器、弾薬の送付を禁止し、ほかにも輸出が規制されている製品がある。

 裁判所資料では、ウェン被告は2021年に麻薬密売で逮捕され、後に有罪判決を受けている。

 2018年、オーバーステイの罪で米国からの退去を命じられていた。しかし、最終的に2024年11月に武器所持と非合法工作員として活動した容疑で逮捕されるまで、米国にとどまっていた。

 連邦検察官は判決の覚書の中で、ウェン被告の「犯罪は米国とその同盟国である韓国の国家安全保障を脅かした」と指摘している。

 「米国で非合法工作員として行動し、北朝鮮政府に代わって武器と機密技術を調達するために働いた」

 フロント企業を利用し、暗号化されたメッセージアプリ「Wickr」を通じて北朝鮮と連絡を取っていた。

 ウェン被告は、1977年の国際緊急経済権限法 (IEEPA)違反の共謀と、外国政府の非合法工作員としての行為を認めた。IEEPAは、大統領が非常事態を宣言した後、経済取引を規制する幅広い権限を与えている。

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