キューバのデモ参加者の解放求め21カ国が署名
By Tom Howell Jr. – The Washington Times – Monday, July 26, 2021
米国ほか20カ国の外相は、キューバで共産主義政権や直面する窮状に対する抗議デモの参加者らが大量に逮捕、拘留されていると非難した。
米国務省は、デモ参加者は解放されなければならず、インターネットや報道機関で情報を共有できるようにしなければならないと訴えた。
共同声明は、「われわれはキューバ政府に対し、国民に法的に保証された権利と自由を尊重し、逮捕や拘留の恐れをなくすよう求める。われわれはキューバ政府に対し、平和的抗議の権利を行使したために拘束された人々を釈放するよう求める。報道の自由と、経済と社会の発展を可能にするインターネットアクセスの完全な回復を求める。キューバ政府に、キューバ国民の声と要求に耳を傾けるよう求める」としている。
抗議声明に参加したのは、オーストリア、ブラジル、コロンビア、クロアチア、キプロス、チェコ、エクアドル、エストニア、グアテマラ、ギリシャ、ホンジュラス、イスラエル、ラトビア、リトアニア、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、ポーランド、韓国、ウクライナの閣僚ら。
キューバのデモ参加者は、新型コロナウイルスの大流行の中で困難に直面しており、「リベルタード」(スペイン語で自由)と叫び、ミゲル・ディアスカネル大統領の退陣を求めた。
過去数十年で最大規模の街頭デモ行進は、抑圧的な政府による弾圧を引き起こし、海外でも懸念されている。
キューバ人の中には、バイデン政権はもっと具体的な支援をすべきだと言う人もいる。ホワイトハウスは、共産主義政府を利することなく、支援を行う方法を模索していると述べている。
東京オリンピックからホワイトハウスに戻ってきたジル・バイデン大統領夫人の車列は、ナショナルモールで「キューバの政権と交渉するな」と訴えるデモ隊とすれ違った。
議会共和党は、27日にワシントンで行われるデモで、キューバ問題の重要性を訴える。これは、1月6日の連邦議会襲撃を調査する委員会の最初の公聴会に対抗する意味合いもある。