「コロナは武漢で作られた」米非営利組織が計画主導 米軍研究者
By Bill Gertz – The Washington Times – Wednesday, January 12, 2022
米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)の研究員だった海兵隊将校が昨年8月に作成した文書で、新型コロナウイルスは中国・武漢ウイルス研究所で行われていたワクチン研究の一環で作られたとの結論を出していたことが分かった。保守系調査報道団体「プロジェクト・ベリタス」が入手した文書から明らかになった。
それによると、ジョセフ・マーフィー少佐は昨年8月13日に国防総省監察官に提出した文書で、新型コロナを分析した結果、米非営利団体エコヘルス・アライアンスと国立衛生研究所(NIH)、武漢ウイルス研究所が問題視されている機能獲得研究で新型コロナを作り出したと結論付けている。
マーフィー氏は現在、海軍研究局に勤務。同氏によると、計画の詳細は2019年12月の新型コロナ発生後も伏せられていたが、エコヘルスが18年3月にDARPAに提示した補助金申請から新たな事実が浮かび上がった。
この補助金申請は、コウモリ由来のコロナウイルスがもたらす脅威に対処することを目的としたDARPAの「プロジェクト・ディフューズ」に対して行われた。
申請には、複数の米国の研究者とともに、武漢ウイルス研究所の名前も挙げられていた。
DARPAに申請した補助金額は1400万㌦で、エコヘルスのピーター・ダザック会長によって提出された。エコヘルスは、武漢ウイルス研究所でのウイルス研究に協力していたことが明らかになっている。
DARPAはこの提案を危険が伴うとして拒否したが、ダザック氏は機能獲得研究に関する米国の規制には抵触しないと説明していたという。
ところが、ファウチ大統領首席医療顧問が所長を務める国立アレルギー感染症研究所は、エコヘルスへの補助金を承認し、20年4月までコウモリのコロナウイルスに関する研究は続けられた。
この研究は、03年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)のような感染症の再発を防止するため、コウモリに散布するワクチンを開発する目的で行われていたという。
マーフィー氏は、新型コロナは「意図的に毒性と感染力を高める遺伝子組み換えを行った」ウイルスで、生コウモリワクチンの前駆体として出現した可能性が高いと指摘している。
このウイルスが危険性を低下させる操作を行う前に研究所から流出したと、マーフィー氏はみている。
マーフィー氏は「洞窟の中でコウモリに取り込まれやすいよう、空気感染しやすく作られていたために急速に拡大した」と指摘。最初の流出が起きたのは、19年8月だとしている。