カルチャー


保守系団体がハリス氏非難キャンペーン 若者の性転換への公的支援を支持

(2024年9月21日)
 カマラ・ハリス副大統領は未成年者の「性別適合(性転換)治療」を支持していると非難する新たな広告キャンペーンが展開されている。広告では、4つの主要州で236人の未成年の少女が税金で乳房切除手術を受けたことを指摘している。
 広告キャンペーンはミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシン州で展開され、各州で乳房切除術と子宮摘出術を受けた18歳未満の少女を列挙したメディケイド(低所得者向け公的医療保険)のデータが引用されている。 →続き

トランスジェンダーの権利、最高裁で審理へ

(2024年9月1日)
 各州は最高裁判所に対し、トランスジェンダーの権利に関して下級裁判所を指導するよう圧力をかけている。
 トランスジェンダーの人々が関与する三つの争議が法廷に持ち込まれており、そのうちの少なくとも一つ、未成年者への性転換治療の禁止が10月から始まる会期中に審議される予定となっている。 →続き

「息子・娘」ではなく「子供」と呼ぼう 州保健省の呼び掛けに強い反発

(2024年8月30日)
 バーモント州では、子供を「息子」や「娘」と呼ぶのをやめ、性を区別しない言葉を使うことにするようだ。
 バーモント州保健省は28日、SNSに指針「家族のための包括的用語」を投稿、娘や息子ではなく「子供」という言葉を使うことを推奨した。これに対して、非難の声が上がった。 →続き

妊娠中絶薬めぐる法廷闘争、終結見えず

(2024年8月18日)
 米食品医薬品局(FDA)によるミフェプリストン(妊娠早期に用いられる経口妊娠中絶薬)の承認をめぐる法廷闘争は依然、続いている。連邦最高裁は6月、この問題に関する審理を回避し、この薬を認可する連邦規制を縮小すべきかどうかの判断を拒否した。
 今後数週間のうちに、カンザス、アイダホ、ミズーリ各州は、FDAによるミフェプリストンの承認に対する異議申し立てを再開する予定だ。この裁判は最高裁の判決を見越して保留されていた。 →続き

五輪に性別検査復活を ボクシング金メダリスト巡り議論沸騰

(2024年8月16日)
 国際オリンピック委員会(IOC)は1996年以来、女子選手の性別検査を行っていない。しかし、2024年パリ五輪で金メダルを獲得した2人のボクシング選手の性別を巡って議論がわき起こったことから、一部の女性から、(頬の内側の粘膜から検体を採取する)チークスワブの復活を求める声が上がっている。
 アルジェリアのイマヌ・ヘリフと台湾の林郁●(女偏に亭)は、昨年の女子世界選手権で性別検査で不合格となり失格となった。にもかかわらず、IOCから出場許可を得て、五輪に女子枠で出場したことで、性別検査の再開を求める声が高まった。 →続き

トランス女子ボクサーに敗れ、抗議の「XX」サインーパリ五輪

(2024年8月10日)
 性別を巡って議論を呼んでいる台湾ボクサー、林郁●(女偏に亭)は7日、オリンピック女子フェザー級で決勝に進出したが、準決勝の対戦相手は最後のジャブを放った。
 トルコのエスラ・ユルドゥズカフラマンは、林に敗れた後、人差し指を2回交差させ「XX」の文字を作った。林は、昨年の国際ボクシング協会(IBA)の世界選手権で、検査の結果、女子競技に不適格であることが判明し、失格となった2人の五輪出場ボクサーのうちの1人だ。 →続き