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武力行使せずに台湾併合を目指す中国―米シンクタンク

(2024年5月19日)
 中国は多岐にわたる分野で台湾に情報戦を仕掛けており、政治的威嚇とサイバースパイによる影響工作を通じ、軍事力を主要な手段として台湾を占領することを計画している――二つのシンクタンクの新たな報告が指摘した。
 情報分析会社ブーズ・アレン・ハミルトンのアナリストが作成した報告によると、台湾への攻勢では中国軍が中心的役割を果たしており、それによって、中国の習近平国家主席が中国共産党の歴史的使命と主張する台湾の「完全統一」を目指している。報告書は、サイバー攻撃と影響工作、あるいは本格的な軍事行動によって中国が台湾を占領することは、世界の安全保障にとって「容認できないリスク」をもたらすと警告している。 →続き

民主党がオンライン党大会を検討

(2024年5月18日)
 民主党は分裂した支持基盤におびえ、8月に開催される民主党全国大会の一部をオンライン形式にしようとしている。ハマス支持派のデモが各地の大学で激化している中、バイデン大統領を取り扱う側近たちが最も避けたいのは、同氏が引き起こした混乱を全国的に展開することである。
 1978年の再来だ。1万人ものベトナム戦争反対派がシカゴのインターナショナル・アンフィシアターに押し寄せ、警察と衝突し、警官隊が会場外で警棒と催涙ガスで応戦したことで、ヒューバート・ハンフリー氏の大統領当選の機会はついえた。 →続き

コロナ後も続く政府職員の在宅勤務

(2024年5月17日)
 バイデン大統領は1年前、全国的な新型コロナウイルスの公衆衛生上の緊急事態を正式に終了したが、連邦政府機関は職員を職場に戻すために非常に苦労しており、在宅勤務者をどのように管理するか、その方法を見つけようとしている人もいる。
 ホワイトハウスは50-50の目標を設定した。これはオフィスの仕事を持つ従業員が10日間の勤務期間ごとに少なくとも5日間はオフィスで過ごすことが期待されることを意味している。政府機関の責任者はその目標を達成するために努力していると言うが、実行している人は多くはないようだ。 →続き

緘口令のトランプ氏、ワシントン・タイムズのコラム読み上げ民主を非難

(2024年5月16日)
 ドナルド・トランプ前大統領は14日、法廷での手続きの後、ワシントン・タイムズのコラムを読み上げた。判事による緘口令で自由な発言ができないためだ。
 トランプ氏は、ワシントン・タイムズに13日に掲載されたオピニオンエディター、チャールズ・ハート氏のコラムの見出し「トランプ裁判は民主党にとって裏目に出ている。それはそうだろう」を集まった記者らに向かって読み上げた。 →続き

カナダ国防相、北部の防衛強化へ 温暖化で「新たな脅威」

(2024年5月14日)
 カナダは何十年もの間、自国の防衛を地理的条件と北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)での米国との協力関係に頼ってきた。しかし、北部の状況が急速に変化しており、迅速な対応を迫られている――カナダ政府の軍トップが13日、語った。
 カナダと米国は、1950年代後半から90年代前半まで、カナダ北部の北極圏で「遠距離早期警戒線(DEWL)」と呼ばれるレーダーシステムを運用していた。冷戦時代、ソ連からの爆撃機を探知し、海と陸からの侵攻を早期に警告するために設置された。 →続き

女子スポーツ支援を訴えたバイデン氏に「厚かましい」と非難

(2024年5月13日)
 バイデン大統領は、政敵に格好の攻撃材料を与えてしまった。教育での女性に対する差別の撤廃を目指す教育改正法第9編(タイトル9)を見直し、女性を自認する生物学的男性も対象とすると発表したばかりであるにもかかわらず、国民に「女子スポーツを支援する」よう呼びかけたからだ。
 バイデン氏は9日、2023年の女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)のチャンピオン、ラスベガス・エースを称えるホワイトハウスでの式典で、女性選手らにエールを送り、「女子バスケットボール界にとって飛躍の年となった」と述べた。 →続き

ガザ市街戦に専門家注視 ドローン・AIを投入

(2024年5月10日)
 ロボット工学は21世紀の紛争で重要な役割を果たすが、市街戦や地下作戦では限界がある。現場指揮官と航空支援部隊とのリアルタイム通信は戦場に大変革をもたらした。その一方でソーシャルメディアが誰もが予想した以上に戦争の行方に大きな影響を与える可能性がある。
 アナリストらによると、これらは、パレスチナ自治区ガザでのテロ集団ハマスに対するイスラエルの戦争から学んだ教訓の一部だ。 →続き