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ペンス氏、ウクライナ支援の継続訴え

(2023年7月20日)
 ペンス前副大統領は、混戦模様の2024年米共和党大統領予備選に割って入ろうとしているが、米国が将来、世界的紛争に軍を派遣しなくて済むようにする一つの方法は、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの軍事的・経済的支援を継続することだと主張している。共和党内では、ウクライナ支援への反対が根強い。
 ペンス氏は、伝統的な保守派と、戦争にうんざりしている「米国を再び偉大な国に(MAGA)」運動のメンバーとの橋渡し役となることを目指している。MAGA支持者らは、連邦政府が国内の課題にもっと集中することを求めている。 →続き

AI導入模索する情報機関 技術の暴走に懸念も

(2023年7月19日)
 米国の情報機関は、将来に備え、分析官やスパイ全員が、伝統的な技術やノウハウに頼るのではなく、人工知能(AI)を生かして職務をこなせるようにする準備を進めている。
 国家情報長官(DNI)室のレイチェル・グランスパン氏によると、情報機関の指導部は「AIファースト」の計画のもとで、幹部から下級職員まで全員がAIを活用できるようにすることを目指している。 →続き

NATO・アジア太平洋が同盟強化 中露は反発

(2023年7月18日)
 リトアニアのビリニュスで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、アジア太平洋地域の首脳らが欧州の首脳らと交流するのを見て、米国の戦略家らは祝いの葉巻に火をつけたかもしれない。
 この首脳会議で、ウクライナで起きている戦争やスウェーデンのNATO加盟の行方など、身近な問題にメディアの注目が集まるのは避けられないが、西側の軍事同盟であるNATOの会合に東アジアの主要な民主主義国が参加したことは、ユーラシア大陸の両側の米国と同盟関係にある民主主義諸国が結束を強めていることの表れであり、大きな変化を予感させるものだった。 →続き

初めての妊娠の中絶は出産に比べて精神面に悪影響

(2023年7月17日)
 青い州(民主党が強い州)のほとんどで、女性のメンタルヘルス(心の健康)を守るために、胎児が母体外で生存可能になった後も人工妊娠中絶を認める法律がある。しかし、新たに発表された論文は、中絶は事態を改善するどころか悪化させていることを示している。
 プロライフ(中絶反対派)の「シャーロット・ロージアー研究所」は10日に発表した査読付き論文で、初めての妊娠で中絶した女性は、メンタルヘルスの治療を受けるケースが最初の妊娠で出産した女性よりも大きく増加することが分かった。 →続き

女子更衣室に「男性」 水泳選手の抗議に法律の壁

(2023年7月16日)
 トランスフォビア(トランスジェンダー嫌い)というレッテルを貼られることを恐れて、生物学的男性の女子ロッカールーム使用に反対することにちゅうちょする女子がいる一方で、アビゲイル・ウィーラーさん(16)は毅然と声を上げた。
 水泳選手のアビゲイルさんは今、女性選手のプライバシーと安全が損なわれていると訴えている。イリノイ州スプリングフィールドにあるYMCAで、成人男性が女子更衣室で着替えをしていたことに強く抗議したことから、所属していた水泳チームから追い出され、出入り禁止になったためだ。 →続き

ソーシャルメディアへの投稿を抑圧した職員の正体を暴いた判事

(2023年7月15日)
 米国人の言論を検閲するようソーシャルメディア・プラットフォームに圧力をかけたバイデン政権を非難した連邦判事は、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブ、その他のサイトに圧力をかけ、反対する内容の投稿を削除し、ユーザーを追放した、無名だが強力なホワイトハウスのスタッフ・グループに焦点を当てた。
 テリー・A・ドーティ連邦地裁判事は、二つの州と原告団がバイデン政権を相手取って起こした訴訟について、「間違いなく、米国史上最も大規模な言論の自由に対する攻撃に関するものだ」と述べた。 →続き

中国金融に台湾侵攻の兆し、アナリストが警告

(2023年7月14日)
 保守派金融アナリストによると、中国は早ければ1年後に台湾に対する戦争を開始できるよう準備を進めている。
 ヘッジファンドマネジャーで、シンクタンク、ハドソン研究所の中国センター理事を務めるカイル・バス氏は12日に行った講演で、紛争を防ぐ鍵は、米政府が北京に対して厳しい金融制裁を準備することだと述べた。 →続き