国際


北朝鮮、ロシアと関係強化か-ウクライナ東部親露派の独立承認

(2022年7月27日)
 北朝鮮は今月中旬、ウクライナ東部ドンバス地方の親ロシア派「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を独立国家として承認した。両自治州を承認したのは北朝鮮、シリアの2カ国だけで、国際的な影響はあまりないとみられているものの、これを受けて、北朝鮮、ロシア両国がいっそう関係を深めるのではないかと懸念されている。
 承認は、制裁下の北朝鮮にとって政治的、経済的に大きな意味を持つ可能性がある。ウクライナ侵攻で破壊されたドンバス地方のインフラ再建で北朝鮮労働者が受け入れられる可能性があるからだ。制裁で疲弊する経済を支える絶好のチャンスであり、西側諸国の裏をかくという政治的な意味合いもある。 →続き

米、ウクライナに兵器4億ドルを供与へ

(2022年7月14日)
 米国は、4カ月に及ぶロシア軍との戦いで使用する武器と弾薬をウクライナに送るため、再び自国の軍需品に手を付けようとしている。バイデン大統領は8日、ウクライナ東部ドンバス地域での激戦で新たに攻勢をかけているロシアに対抗するため、最大4億ドルの追加軍事装備の輸送を承認した。
 今回の提供に含まれるのは、M142高機動ロケット砲システム(HIMARS)4基と精密誘導155mm砲弾1000発で、国防当局高官は、ウクライナの部隊が大量の砲弾を消費せずに特定のターゲットを攻撃できるようになると述べた。 →続き

無人機による対ロシアの優位性を失うウクライナ軍

(2022年7月11日)
 ウクライナ戦争初期の数週間は、ロシアの戦車が小型で安価な無人機によって破壊されたというソーシャルメディアの投稿であふれていた。無人機は(ウクライナ軍の)ハンディをなくし、ロシアの兵力・装備面での圧倒的優位を大きく打ち消すのに寄与した。
 軍事アナリストによれば、ウクライナがロシアによる計画的な電光石火の攻撃を阻止し、ロシアに当初の戦闘プランを破棄させることができたのは、無人機が大きな理由だった。 →続き

トランプ氏、日本での安倍元首相の葬儀出席を模索

(2022年7月10日)
 ドナルド・トランプ前大統領が、日本の故・安倍晋三元首相が暗殺されたことを受け、その葬儀に出席する可能性について遺族と協議していることが明らかになった。
 安倍氏と親交のあったトランプ氏は、出席のためのロジスティクスを検討しているとし、大統領在任中に会った最初の世界のリーダーであったと振り返った。 →続き

バイデン氏、安倍晋三首相に敬意を表し、国旗の半旗掲揚を指示

(2022年7月9日)
 バイデン大統領は、安倍晋三元首相が暗殺されたことを受け、7月10日まで国旗を半旗で掲揚するよう命じた。
 バイデン氏は声明の中で、安倍氏の「両党の米大統領とともに、両国間の同盟を深め、自由で開かれたインド太平洋のための共通のビジョンを前進させた」功績をたたえた。 →続き

韓日首脳会談、緊張関係に緩和の兆し

(2022年7月9日)
 北東アジアでの二つの重要な米国の同盟国、韓国と日本は長年、対立関係にあったが、米国との戦略的パートナーシップを脅かす両国間の外交摩擦は、緩和されつつあるように見える。
 日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領は、29日にマドリードの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でバイデン大統領と会談した傍らで、両国の歴史的緊張を解消したいとの希望を表明した。 →続き

バイデン氏、安倍晋三氏の暗殺に「唖然とし、憤慨している」

(2022年7月8日)
 バイデン大統領は、日本の安倍晋三元首相が暗殺されたことを強く非難し、米国の強力な同盟国であるアジアの国にとって「悲劇」であるとした。
 バイデン氏は金曜日の声明で、「私の友人である安倍晋三元首相が選挙活動中に銃撃され死亡したというニュースに、私は唖然とし、憤慨し、深く悲しんでいます」と述べました。「これは日本にとっても、彼を知るすべての人にとっても悲劇である」。 →続き