国際

米州サミットをおおう理念衝突の暗雲?
(2022年6月7日)
バイデン政権は第9回米州サミットによって、西半球での米国の指導力を見せつけ、前トランプ政権下でしばしば緊迫した関係を清算する機会になることを期待していた。しかし、月曜日からロサンゼルスで1週間続く会合は、イデオロギー絡みの波乱含みで、バイデン大統領の外交と国内政治の両面で、新たな頭痛の種を抱えるリスクがある。
米州サミットは北米、南米、中米そしてカリブ海諸国の指導者たちによる唯一の公式会合だ。今回は、1994年にマイアミで発足式が開かれてから初めて、米国がサミットを開催するものだ。 →続き
米州サミットは北米、南米、中米そしてカリブ海諸国の指導者たちによる唯一の公式会合だ。今回は、1994年にマイアミで発足式が開かれてから初めて、米国がサミットを開催するものだ。 →続き

生きた囚人から臓器摘出、医学論文で新たな証拠-中国
(2022年6月4日)
中国で、移植のために生きた死刑囚から臓器が摘出されていることを示す、新たな証拠が研究者らによって明らかにされた。
学会誌「米移植ジャーナル」に掲載された論文「臓器調達による処刑-中国でデッド・ドナー・ルールに抵触」によると、中国の医師らは医療倫理の根底にある価値観を無視し、生きた囚人から心臓と肺を摘出し、死刑を執行しているという。 →続き
学会誌「米移植ジャーナル」に掲載された論文「臓器調達による処刑-中国でデッド・ドナー・ルールに抵触」によると、中国の医師らは医療倫理の根底にある価値観を無視し、生きた囚人から心臓と肺を摘出し、死刑を執行しているという。 →続き

グーグル検索で中国寄り記事上位 「コロナ」「新疆」で調査
(2022年6月2日)
グーグルなど米検索大手のニュースサイトで、新型コロナウイルスの発生源と少数派ウイグル族への人権侵害に関して、中国寄りのコンテンツが上位に表示されやすいことが調査から明らかになった。
米シンクタンク、ブルッキングス研究所と民主主義保護連盟(ASD)の調査報告によると、「新型コロナ」「新疆」の用語で検索すると、グーグルニュースと同社傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」で、グーグル検索よりも中国国営メディアの記事が拡散される傾向が強い。新疆は中国西部の新疆ウイグル自治区を差し、自治区内でのウイグル族への中国当局による人権侵害が伝えられている。 →続き
米シンクタンク、ブルッキングス研究所と民主主義保護連盟(ASD)の調査報告によると、「新型コロナ」「新疆」の用語で検索すると、グーグルニュースと同社傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」で、グーグル検索よりも中国国営メディアの記事が拡散される傾向が強い。新疆は中国西部の新疆ウイグル自治区を差し、自治区内でのウイグル族への中国当局による人権侵害が伝えられている。 →続き

バイデン氏の失言
(2022年6月1日)
バイデン大統領はまた、やってしまった。熱心な記者の質問に答え、米国の重要な地政学的スタンスをひっくり返してしまった。世界が混乱し、核兵器で問題山積の国々が不安に陥れられている時代には、大規模な政策についての誤った発言は、最悪の軍事的偶発事故を引き起こす危険がある。米国人が、失言癖のある大統領に対して歴史的に受け入れ難い気持ちを抱いてきたことに、改めて合点がいく。→続き

ブリンケン国務長官 中国の体制転換は求めない
(2022年5月31日)
アントニー・ブリンケン国務長官は26日、バイデン政権は対中政策の中で外交的、経済的競争を求めるが、攻撃性を増す中国共産党の体制転換は求めないと述べた。
ブリンケン氏はワシントンで演説し、世界で影響力を強め、ますます攻撃的になっている中国に対処するための政権の戦略について説明し、「紛争や新しい冷戦を望んでいない」と述べた。 →続き
ブリンケン氏はワシントンで演説し、世界で影響力を強め、ますます攻撃的になっている中国に対処するための政権の戦略について説明し、「紛争や新しい冷戦を望んでいない」と述べた。 →続き

ハイテク化する戦場、無人機がウクライナ戦争を一変
(2022年5月23日)
巨大な装甲車団を一般の道路に沿って移動させるという100年来のコンセプトは、ハイテク化した今日の戦場ではあまりにも危険かもしれない。監視能力と精密兵器の飛躍的な進歩により、軍の補給線はかつてないほど脆弱(ぜいじゃく)になっている。
おそらく最も重要なのは、小型で安価な武装無人機だろう。無人機は戦争を根幹から変え、従来の軍事思考を覆してしまった。無人航空機は、世界中の軍隊に優先順位の再検討を迫り、突如脆弱になった部隊や車両、装備を無人機攻撃から守る技術に多額の投資を行わせている。 →続き
おそらく最も重要なのは、小型で安価な武装無人機だろう。無人機は戦争を根幹から変え、従来の軍事思考を覆してしまった。無人航空機は、世界中の軍隊に優先順位の再検討を迫り、突如脆弱になった部隊や車両、装備を無人機攻撃から守る技術に多額の投資を行わせている。 →続き

北朝鮮・IT技術者が国籍偽りテレワーク-兵器開発を支援
(2022年5月21日)
米政府は、北朝鮮が数千人もの高スキルのIT技術者を北米、欧州、東アジアに送り込み、そこで得た資金をミサイルなどの大量破壊兵器開発に充てていると指摘、警戒を呼び掛けている。
米連邦捜査局(FBI)、国務省、財務省が共同で作成、今週に入って公表した報告によると、北の技術者らは国籍を偽り、多くの場合、中国、米国、日本、韓国など北朝鮮以外を拠点とするテレワーカーを名乗っている。「業務をさらに下請けに出すことで身元を分かりにくくしている」可能性もあるという。 →続き
米連邦捜査局(FBI)、国務省、財務省が共同で作成、今週に入って公表した報告によると、北の技術者らは国籍を偽り、多くの場合、中国、米国、日本、韓国など北朝鮮以外を拠点とするテレワーカーを名乗っている。「業務をさらに下請けに出すことで身元を分かりにくくしている」可能性もあるという。 →続き