国際


五輪に性別検査復活を ボクシング金メダリスト巡り議論沸騰

(2024年8月16日)
 国際オリンピック委員会(IOC)は1996年以来、女子選手の性別検査を行っていない。しかし、2024年パリ五輪で金メダルを獲得した2人のボクシング選手の性別を巡って議論がわき起こったことから、一部の女性から、(頬の内側の粘膜から検体を採取する)チークスワブの復活を求める声が上がっている。
 アルジェリアのイマヌ・ヘリフと台湾の林郁●(女偏に亭)は、昨年の女子世界選手権で性別検査で不合格となり失格となった。にもかかわらず、IOCから出場許可を得て、五輪に女子枠で出場したことで、性別検査の再開を求める声が高まった。 →続き

トランス女子ボクサーに敗れ、抗議の「XX」サインーパリ五輪

(2024年8月10日)
 性別を巡って議論を呼んでいる台湾ボクサー、林郁●(女偏に亭)は7日、オリンピック女子フェザー級で決勝に進出したが、準決勝の対戦相手は最後のジャブを放った。
 トルコのエスラ・ユルドゥズカフラマンは、林に敗れた後、人差し指を2回交差させ「XX」の文字を作った。林は、昨年の国際ボクシング協会(IBA)の世界選手権で、検査の結果、女子競技に不適格であることが判明し、失格となった2人の五輪出場ボクサーのうちの1人だ。 →続き

中国の「スローモーション・ジェノサイド」 チベットとウイグルで宗教・文化の抹殺加速

(2024年8月2日)
 【東京】ドルジ・ツェテン氏は41歳だが、一度も祖国の地を踏んだことがない。
 亡命チベット議会のメンバーであるツェテン氏は「私の家族はチベットを脱出したが、過去70年間に120万人のチベット人が、軍事占領や飢餓、そして脱出中に命を落とした。どの家庭もこのようなことを経験してきた」と語った。 →続き

ポンペオ、頼清徳両氏、信教の自由の重要性強調 東京で会合

(2024年7月27日)
 台湾の頼清徳総統とマイク・ポンペオ前国務長官は、アジアで信教の自由が失われていることを嘆き、この問題に国際的に新たな焦点を当てる必要があり、共産主義の中国が信教の自由推進の主な障害だと述べた。
 東京で開催された「国際宗教自由(IRF)サミット・アジア」で、両氏は22日にこのテーマについて多くを語った。サミットは、米人権団体フリーダムハウス、キリスト教団体「家族研究協議会」(FRC)、ワシントン・タイムズ財団などが主催した。 →続き

米国は台湾を巡る戦争で中国を倒す-統合参謀本部議長

(2024年7月26日)
 統合参謀本部議長によると、米国は世界で最も強力な軍隊を擁し、台湾をめぐって戦争が勃発すれば中国を倒すだろう。
 10月1日に大統領の最上級軍事顧問(統合参謀本部議長)となったチャールズ・ブラウン空軍大将は、中国との紛争は差し迫ったものでも避けられないものでもないが、戦争が勃発した場合、米軍は準備ができていなければならないと述べた。 →続き

ポーランド大統領、ウクライナの早期NATO加盟呼び掛け

(2024年7月15日)
 ポーランドのドゥダ大統領は9日、ウクライナにロシアへの領土割譲を要求するような停戦合意は拒否することを明らかにした。一方で、中国、北大西洋条約機構(NATO)同盟国のハンガリー、米国の有力政治家の一部が、交渉による紛争の早期集結を呼び掛けている。
 ウクライナと国境を接する国々の中では最も国力のあるNATO加盟国、ポーランドのアンドレイ・ドゥダ大統領は、NATO首脳会議がワシントンで開催される中、ワシントン・タイムズの独占インタビューに応じ、この問題に関して断固とした態度を示した。 →続き