国際


麻薬カルテルのフェンタニル密売は中国の対米非対称戦の一環-報告

(2025年7月3日)
 中国は、合成麻薬フェンタニルの密売カルテルへの秘密裏の支援を通じて、米国に対して非対称戦争を展開している-公開情報に基づく報告書が指摘した。
 中国共産党とその軍事部門、中国人民解放軍(PLA)は、メキシコのカルテルによるフェンタニル密売を、世界資本主義のリーダーである米国に対する兵器として利用している。これは、元軍人と民間の諜報専門家で構成されるシンクタンク「中国共産党生物脅威イニシアチブ」が今年、発表した報告書の結論だ。 →続き

制裁下の北朝鮮に高級リゾートがオープン 専門家も疑問の声

(2025年7月1日)
 【ソウル(韓国)】北朝鮮で高級ビーチリゾートがオープンしたことに、専門家らは困惑している。
 新しいリゾートは大規模で、質も高いとみられ、厳しい制裁を受け、貧困に苦しむとされる北朝鮮でこのようなリゾートが建設されたことに疑念の目が向けられる。北朝鮮は、新型コロナウイルス大流行後に国境を閉鎖し、最近、国境を再開したばかりであり、なぜこのような大規模リゾートを建設する必要があったのかに関心が集まっている。 →続き

トランプ氏の軍事不介入の誓い、イラン攻撃支持で疑問視

(2025年6月22日)
 海外での戦争への関与に反対を唱え、世界平和の実現を約束して選挙を戦ったトランプ大統領だが、今や中東で拡大する戦争への米国の関与という難題に直面し、支持者たちの間で混乱が広がっている。
 大統領の支持基盤である反戦保守派は、トランプ氏がイスラエルの対イラン核施設攻撃に米軍機と重量3万ポンド(約13.6トン)の「バンカーバスター」爆弾を投入すれば、「アメリカ・ファースト」の遺産を自ら壊すことになると警告している。 →続き

教皇レオによるAIへの警告

(2025年6月1日)
 今月初め、全世界のローマ・カトリック信者は第267代教皇の選出を祝った。米シカゴ出身の教皇レオ14世が、南米出身の進歩的な教皇フランシスコの死を受けてその座に就いた。
 保守派とまでは言えないにしても、新教皇は明らかに伝統的な価値観への理解をより深く持っているようだ。15日の演説では、世界中で1100以上の学校を運営する修道会クリスチャン・ブラザーズを称賛し、特に保護者が教育に関与している点を高く評価した。 →続き

新教皇、AI革命の可能性に関心

(2025年5月13日)
 新ローマ教皇レオ14世は、人工知能(AI)革命にも意欲的に取り組み、それが「レオ」という名前を選んだ経緯にも関係していることを明らかにした。
 教皇は枢機卿会で、教皇名をレオ14世としたのは「教皇レオ13世がその歴史的回勅『レールム・ノヴァールム(新しい事態)』の中で、第1次産業革命の文脈で社会問題を取り上げたことが主な理由だ」と述べた。 →続き