国際


中国経済低迷で戦争の危険性高まる 米情報長官が警告

(2024年3月14日)
 ヘインズ米国家情報長官が11日に公表した脅威評価によると、中国は重大な経済問題に直面しており、台湾や他の地域の敵対国との紛争が発生する危険性が高まっている。
 ヘインズ氏は上院情報特別委員会で、中国の共産党指導部は米国の核による「先制攻撃」を恐れており、これに対抗するため300基以上の地上配備型核大陸間弾道ミサイル(ICBM)を中国西部に配備していると指摘。核戦力の拡大により自信を持った中国が、通常型の紛争を引き起こす危険性が高まっていると述べた。 →続き

中国の「人の心を読む」技術開発に警鐘

(2024年3月11日)
 民主党下院議員が7日、中国が人の心を読み取る技術を開発しようとしていると警告した。
 ラジャ・クリシュナムルティ下院議員は、中国に関する下院特別委員会で、中国で人体実験が行われていると主張。米国民はこれを深刻に受け止めるべきだと訴えた。同氏によれば、中国の科学者は、生物学的に強化された兵士を作り出すためにさまざまな研究を行っており、人の心を操る実験まで行っているという。 →続き

中国サイバー企業の情報が流出 ハッカーの手口など暴露

(2024年3月4日)
 中国企業のハッキングツールが公になり、米国家安全保障局(NSA)の最上級アナリストら、世界トップクラスのサイバーセキュリティー専門家を驚かせている。
 中国政府系のセキュリティー企業、安洵信息(I-Soon)の大量の文書、画像、メッセージが2月突然、プログラム共有サイト「ギットハブ」のソフトウェア開発プラットフォームにアップロードされ、中国政府が雇うハッカー集団の内情をのぞき見ることができるという前代未聞の出来事が起きている。 →続き

中国が情報戦を支配している 台湾のAI技術者が警告

(2024年2月20日)
 太平洋でのサイバー空間の覇権争いを最前線で見てきた台湾のIT技術者が、中国がますます効果的で、洗練された情報戦を繰り広げ、米国のサイバー空間に影響を及ぼしている一方で、多くの米国民はこの戦いをそれほど深刻に捉えていないようだと警告している。
 杜奕瑾(Ethan Tu)は2017年、マイクロソフトの主任開発マネジャーというポストを捨て、台北に研究所「台湾AIラボ」を私費で設立した。創業間もないこの研究所は、人工知能(AI)モデルを用いてサイバー空間での外国による影響工作を阻止し、対抗する新たなテクノロジー・プラットフォームの最前線にいる。 →続き

ウクライナに学び、中国に備えよ ミリー前統参議長

(2024年2月15日)
 ウクライナは1991年に独立、ロシアのプーチン大統領が約2年前にロシア軍に国境を越えるよう命じた時も依然、独立国家だった。マーク・ミリー退役陸軍大将は13日、米陸軍協会(AUSA)が主催したフォーラムで、ロシアの兵士はすぐに、戦っている相手は軍隊だけでなく、ウクライナという国全体だということに気づいたと述べた。
 ロシア人は、侵攻初期に占領したすべての都市や町で敵と見なされていた。ミリー氏は、住民はウクライナ軍当局にとって貴重な情報源になったと述べた。 →続き

「神の力が働いた」ポーランド元大統領ワレサ氏、ウクライナ・新世界秩序を語る

(2024年2月14日)
 数カ月前に80歳を迎えたレフ・ワレサ氏は、吐き出してしまいたい心の中のわだかまりが少しあるようだ。
 ノーベル平和賞受賞者で元ポーランド大統領のワレサ氏は、ワシントンの共産主義犠牲者博物館で演説し、ロシアのウクライナ侵攻で米国は指導的役割を放棄すべきでないと警告した。 →続き