ウィルスの発生源を調査しない議会民主党

(2021年7月3日)

Journalists and security personnel gather near the entrance of the Wuhan Institute of Virology after a visit by the World Health Organization team in Wuhan in China’s Hubei province on Wednesday, Feb. 3, 2021. (AP Photo/Ng Han Guan)

By Bill Gertz – The Washington Times – Wednesday, June 30, 2021

 合衆国議会下院の共和党重鎮たちは、民主党議員たちがコロナ感染の原因を特定する問題を追求していないと批判して、今週、同問題に関する会議を開いた。

 共和党幹部たちによれば、多くのウイルス専門家が主張しているように、最新情報や諜報から見ても、パンデミックの原因となったウイルスが中国の研究所で起きた研究上の不始末から始まった可能性が高いという。

 「コロナウィルスが中国の武漢市にある「武漢ウイルス研究所」に由来しており、ウイルス感染力を高める機能獲得研究が実施された科学的根拠が山のようにある」、コロナウイルス危機に関する下院特別小委員会の共和党委員たちは声明を出した。

 同小委員会の聴聞会とその報道発表によれば、パンデミックの発生地点を特定することに特化した議題は全くなかったことが判明した。大半の聴聞会とその発表内容は、今回のコロナ危機でのトランプ政権の対応批判に向けられ、中でもパンデミック救済基金をめぐる金銭上の詐欺疑惑や、コロナウイルスのワクチン配布での人種・民族格差を報告したものが多かった。

 識者によれば、パンデミックがどこで、なぜ、どのように始まったのかを特定することは、これ以上の病気拡大を防ぐ上で決定的に重要だ。しかし下院民主党の院内総務ジェームズ・E・クライバーン議員(サウスカロライナ州)が議長を務める特別小委員会の民主党委員たちは、これまでウイルス発生源をめぐっての聴聞会や調査は実施していない。クライバーン議員の広報担当者は、コメントを求めた記者の電子メールに回答をくれなかった。

 この疑惑について、「左翼系メディアは『外野の陰謀論』だと呼び捨て、ハイテク大手は情報検閲の対象に置き、研究室で白い作業着をまとった活動家たちは切り捨て、そして民主党員は黙殺してきた。しかし共産中国がパンデミックを引き起こし、それを隠ぺいし、60万人以上の米国市民と世界で数百万人の犠牲者を出したことに一定の責任がある証拠は山積みだ」、会議を主催した共和党のスティーブ・スカリス議員(ルイジアナ州)とジェームズ・カマー議員(ケンタッキー州)は語った。スカリス氏は共和党の院内総務で、同小委員会の有力メンバーだ。カマー議員は下院監視改革委員会で共和党の有力メンバーだ。

 スカリス議員の広報担当ローレン・ファイン氏は、民主党がこの疑惑追求をためらってきたので、(共和党の我々が)聴聞会を召集したのだ、と指摘した。 「それが我々で聴聞会を開いた理由だ、彼ら(民主党)は一度も開こうとしなかった」、ファイン女史は述べた。

 火曜日の会合では、ウイルスの起源を調査してきた専門家や議員による証言があった。「中国共産党はコロナウィルスの発生源を隠ぺいする陰湿な行動を取り、世界保健機関(WHO)は隠蔽工作に加担している」、聴聞会の声明は述べている。

 下院外交委員会の共和党有力議員であるマイケル・T・マコール議員(テキサス州)によれば、中国当局は医師たちに話させないため拘束したり、世界に感染症を警告しようとしたジャーナリストたちを「失踪させて」黙らせた。

 さらに中国当局はパンデミックとの闘いに必要なウイルスの実験室標本を破棄させた。中国の保健当局は当初、テキサスにある研究所にウイルス標本の提供を約束したが、結局は約束を翻し、調査用標本の送付を拒否した。2019年12月に武漢で発生し、数週間で世界に広がったパンデミックの起源に関する本格的な調査も、中国は許可しなかった。

 同聴聞会の証言者の一人は、ウイルス専門家のスティブン・クァイ氏で、同氏はコロナウイルスが機能獲得研究の結果できたもので、最終的には実験室内で何かの事故により、新奇ウイルスを地元住民に広めてしまった、という見方を裏付ける重要な事実を提示した人物だ。クァイ博士はまた、ウイルスが野生動物の売買市場で発生した、という、多くの科学者の間で広まっている理論に異議を唱える重要な情報をも提供した。

 合衆国保健福祉省で次官補を務めたこともあるブレット・ギロア氏が議員たちに証言したところでは、パンデミックの初期地点として最もありえるのは、武漢ウイルス研究所の実験室で作業員が偶発的に感染し、それが武漢の地元住民に広まり、やがて世界に拡散したという。

 マイク・ギャラガー議員(共和党、ウィスコンシン州)は連邦政府が、ウィルスの発生源特定の調査支援のために情報を公開し、また武漢ウイルス研究所と緊密に協働していた環境保健同盟(ニューヨーク)のウィルス専門家らに召喚令状を発出するよう督促した。同議員は、納税者のお金が武漢ウイルス研究所のウイルス研究に費やされたか否か、議会は取り調べるべきだと主張した。また潜在的な生物兵器の開発に向けた中国の取り組みも調査されるべきだ、同議員は主張した。

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