米海軍を悩ます造船産業の衰退、中国との競争の足枷に
(2021年7月18日)

米国の国内造船産業の衰退により、中国、ロシアに対抗できる海軍力を維持できるか、議員から懸念が上がっている。
中国は今や米国を抜き世界最大の海軍を有する。
米海軍はより大きな艦隊の建造を推し進めなければならないと、議員たちは党派を超えて一致している。だが、その目標達成の足枷(あしかせ)になっているのが、1990年代中頃から進む国内造船産業の縮小だ。
海軍は現在、原子力型の艦船をメンテナンスする公営造船所を4カ所しか運営していない。通常動力型の艦船の建造とメンテナンスを行うことが認められた民間造船所は約20カ所だ。
これに対し、中国はランド研究所の推計で、海軍や民間の船舶を支援する造船所を1200以上運営している。
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