9・11「決して忘れない」を忘れたバイデン氏

(2021年9月15日)

Photo by: Andrew Harnik President Joe Biden speaks in the State Dining Room at the White House, Thursday, Sept. 9, 2021, in Washington. Biden is announcing sweeping new federal vaccine requirements affecting as many as 100 million Americans in an all-out effort to increase COVID-19 vaccinations and curb the surging delta variant. (AP Photo/Andrew Harnik)

By THE WASHINGTON TIMES – – Thursday, September 9, 2021

 

 ANALYSIS/OPINION:2001年9月11日の壊滅的テロ攻撃以来、「決して忘れない」は、国を愛する米国人の合言葉だ。

 

 しかし、バイデン大統領はこれを忘れている。

 

 政治的打算から生まれた意図的結果を狙ったものか、加齢に伴う衰えによるものかはさておき、バイデン氏は、あの運命の日に、犠牲者らに罪無くして投げ付けられた残酷な仕打ちへの償いをさせるために流された血、汗、涙の20年を一瞬にして無駄にしてしまった。私たちは、9・11も、彼の冷酷な裏切りも、決して忘れない。

 

 バイデン氏は唐突なアフガニスタン撤収で、運命を逆転させ、米国史の中で最も悲惨な事態を招いた。その余波は巨大だ。米軍がかつて、あっという間に蹴散らしたタリバンが今や、アフガンのすべての州にその旗を翻している。そして、バイデン氏の二枚舌は、9・11・20周年を厳粛に守ろうとするすべての人に共通する礼儀正しさを欠いてさえいた。

 

 政権の反米国主義的性格に目をつぶっているのか、その目指すところを気に掛けていないのかはさておき、バイデン氏は、遠方の土地で、われわれの敵性勢力が動き回っている間に、「私たちこそが(期待された)国民」だと自負する人々を国家の最も危険な敵と強く主張したのだ。バイデン氏は「間違えてはいけない――テロの脅威は、2001年以来、アフガン以外にまで及んでおり、どこからやって来ようと、米国への脅威に対して警戒を怠ってはならない」と、今年初めの議会合同会議で語っていた。

 

 「アルカイダと過激派組織『イスラム国』(IS)は、アフリカと中東のイエメン、シリア、ソマリア、その他の多くの場所にいる」「わが国の情報機関の判断を無視してはならない――今日、本土にとって最も重大な脅威は、白人至上主義者のテロからのものだ」と彼は言った。

 

 十分に警護されている大統領でさえ、今でも彼の選挙の正当性について疑問を抱いているかなり多くの米国人に明らかに恐怖を感じている。そういう人たちの一部が、1月6日に連邦議会で事件を起こし、1人の非武装の女性退役空軍軍人が警官に撃たれて死亡した。もっとも、彼の仲間の市民らは、バイデン氏より、もっと多くの恐れを抱いている。大急ぎでアフガンから撤収するようにという彼の理解し難い命令によって、彼らは敵の陣地に置かれたまま、まな板のコイにされたのだ。とんでもないことだ、われわれは絶対に忘れない。

 

 ブリンケン国務長官さえ、タリバンは交渉と米ドルで和解可能だと米国人を安心させようとしている。アンソニー・ファウチ博士が2020年初頭に新型コロナは心配に当たらないと表明した自信ぶりを思い出すと、私たちは納得がいかない。

 

 統合参謀本部議長のマーク・ミリー将軍は、来年中にアフガンで内戦が起きる可能性があると警告している。米国が支援してきた脆弱(ぜいじゃく)な民主主義体制は、間違いなく、米国の心臓部にジェット旅客機を突入させたイスラム・テロのメッカへと後戻りしようとしている。

 

 ニューヨーク市のグラウンド・ゼロ(同時多発テロによって破壊されたワールド・トレード・センタービルの跡地)、ワシントンの国防総省、ペンシルベニア州のシャンクスビル(ユナイテッド航空93便の墜落現場)の追悼会へのバイデン氏の出席計画は、2001年9月11日の3000人近い犠牲者の記憶を汚すものである。彼は、米国の最も許し難い敵に手を貸したよこしまな人間と組んでいることになるからだ。

 

 バイデン大統領は、「決して忘れない」を忘れているかもしれないが、私たちは忘れない。

この1972年のファイル写真は、ロックンロールの王様、エルヴィス・プレスリーがパフォーマンスをしている様子を捉えたものです。(AP通信/ファイル写真)

冷蔵庫からロックンロールまで―米国、知られざる発明の250年

(2026年07月08日)
2021年9月21日、ニューヨークで開催された第76回国連総会の期間中、総会議場内から見た国連本部ビル。(エドゥアルド・ムニョス/AP通信提供)

中国「民族団結法」施行に抗議、チベット人が米で焼身自殺

(2026年07月07日)
ヴァンダービルト大学、テネシー州ナッシュビル - 2022年5月10日。写真提供:Fotoluminate LLC(Shutterstock経由)。

人文科学のリベラル偏向に警鐘 大学の報告書に教育界が反発

(2026年07月06日)
メラット・キロス氏は、2026年5月28日、デンバーのモントビュー長老派教会で開催された女性有権者連盟主催の第1選挙区候補者フォーラムに参加した。(RJ Sangosti/The Denver Post via AP)

民主党内で社会主義派に勢い コロラド州予備選でも勝利

(2026年07月05日)
2026年6月30日火曜日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂前で、トランスジェンダーの少女や女性が学校の運動部でプレーできるかどうかに関する最高裁の判決を前に、人々が祈りを捧げている。(AP通信/ホセ・ルイス・マガナ)

保守派「まだすべきこと多い」 トランスジェンダーの女子スポーツ参加禁止を最高裁が容認

(2026年07月04日)
フィッシャー上院議員、中国に対抗するため核戦力三本柱の見直しとゴールデンドーム建設を推進

「戦略環境の変化に備えよ」中国視野に核戦力増強を訴え 米上院議員

(2026年07月02日)
トランプ大統領は、2026年6月26日(金)、ワシントンD.C.のホワイトハウス大統領執務室で撮影された。(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン)

トランプ氏「宗教を復活させる」 ホワイトハウス宗教自由委、信教の自由推進へ提言書

(2026年07月01日)
2025年5月30日(金)、カリフォルニア州クロービスで開催されたカリフォルニア州高校陸上競技選手権大会の会場外のポールに、「Gooo Girls Honor Title IX」と書かれた手作りの看板がテープで貼り付けられている。(AP通信/ジェイ・C・ホン)

トランプ政権、メリーランド州の学校を調査 女子施設の男子利用容認で

(2026年06月30日)
民主党下院議員候補のクレア・バルデス氏が、2026年6月18日木曜日、ニューヨーク市ブルックリン区で行われたニューヨーク州予備選挙に向けた投票促進集会で演説を行った。(AP通信/ライアン・マーフィー)

予備選で民主社会主義候補が相次ぎ勝利 民主党内で存在感

(2026年06月29日)
ホワイトハウス行政管理予算局長ラッセル・ヴォート氏が、2026年6月24日、ワシントンD.C.の米国海軍記念碑で開催されたワシントン・タイムズ紙主催の脅威状況に関するイベントで、同紙の国家安全保障担当編集者ガイ・テイラー氏と会談した。写真提供:エレノア・カウフマン(ワシントン・タイムズ特別寄稿)。

造船業立て直し、海軍増強へ 中国への遅れ逆転する 米予算局長官

(2026年06月27日)
→その他のニュース