バイデン政権の気候変動に対するカルト的対応
(2022年4月14日)

2022年4月6日(水)、ワシントンのヒルトンで開催された北米建築業組合(NABTU)立法会議にて講演するジョー・バイデン大統領。(AP写真/Carolyn Kaster)
バイデン大統領のホワイトハウスでは毎日、気候変動のために世界は終わると考えることで一日が始まる。気候のことが頭から離れることなしに、一つの政策、一つの行動、一つの声明も出されることはない。
先週、ロシアの億万長者、ロマン・アブラモビッチ氏がベラルーシで、ロシアとウクライナ間の和平交渉を行っていた時に、目が痛んだり、皮膚がむけたりなどの中毒症状を起こしたという報告がなされたことを例に取ってみよう。2人のウクライナの交渉人も同様の症状に見舞われたと言われている。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、ロシアには人々を毒殺してきた歴史があり、交渉を妨害したかったモスクワの強硬派がやったのだろうと疑った。クレムリンのチームは、2020年にロシアの反体制派政治家、アレクセイ・ナワリヌイ氏を神経ガスで毒殺したが、これは捜査によって結論が出されている。
疑惑が浮上した直後に、匿名の米国の当局者の言葉がロイターによって引用され、男性らの症状は「環境」要因によるものであると示唆された。つまり、気候変動によるものだと。
その公式発表のばかばかしさは世界中の笑いものにされた。
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