聖書への信頼低下、「神の言葉」と考える人20%

(2022年7月12日)

2019年7月5日、マイアミで展示された聖書(ファイル写真)。(AP写真/マルタ・ラバンディエ)。

By Mark A. Kellner – The Washington Times – Wednesday, July 6, 2022

 米国民の聖書に対する信頼がかつてないほど下がっている。調査会社ギャラップが6日、明らかにしたところによると、聖書は文字通りの神の言葉と考える人はわずか20%に低下した。

 ギャラップによると、29%が、聖書は「寓話(ぐうわ)、伝説、歴史、道徳的教えであり、人が記録したもの」と考えている。聖書が神の言葉と信じる人が、そうでない人を下回るのは初めて。

 回答者の49%は、聖書は「神からインスピレーションを受け」て書かれたものだが、すべてを「文字通りに受け取る」ことはできないと考えている。

 文字通り神の言葉と考える人の割合は、前回の2017年の調査から4ポイント低下、1980年、84年と比較すると半減した。

 キリスト教徒に限ると、聖書は神の言葉と考える人は25%、58%はインスピレーションによるものと考えている。古い寓話にすぎないと答えたのはキリスト教徒のわずか16%だった。

 ギャラップの上級科学者、フランク・ニューポート氏は、「米国成人全体で宗教性が低下している指標は数多くある」と指摘。6月に公表されたギャラップの調査では、神を信じるとする人の割合は81%と、2011年の調査から11ポイント下落していた。

 調査は5月2~22日、全米で18歳以上の1007人を対象に電話インタビューで実施された。

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