ただ乗り生活は非米国的

(2022年11月30日)

福祉と労働に関するイラスト:Alexander Hunter/The Washington Times

By Editorial Board – The Washington Times – Tuesday, November 22, 2022

 米国は、「一生懸命に働く人たち」、すなわち、住む所が確保でき、食卓に食物が並べられるだけの資力を稼ぎ出すために、当たり前の仕事をする、普通の男女によって築かれた。今は、こういう個人のかなりの割合が、きつい仕事をやりたがらず――他人の労働に依存して生活することを選んでいる。しかし、それは、米国流ではない。将来の保証は、安易にただ同然でもらえるものは拒否して、国民の労働倫理に対する敬意を取り戻すことにかかっている。

 バイデン政権は誇らしげに、パンデミック(コロナウイルス感染症の大流行)後の失業率を見事な低水準、すなわち、10月に3.7%という割合にまで引き下げたと主張している。しかし、触れられていないのは、ただ単に働くのを辞めただけの米国人たちの割合である。先月の労働市場参加率はわずかに62.2%だった。

 労働省の報告によると、全国的には、1070万人分の求人枠が埋まっていない一方で、700万人以上の労働年齢の男性が雇用されてもいないし、求職もしていないという。米国のエンタープライズ研究所の学者、ニコラス・エバーシュタット氏は、彼らに「腰抜け国家」というレッテルを付けた。こつこつと勤勉に働いている米国人は、ただ、あきれるだけである。近所に居る怠け者の連中は、給料ももらわずにどうやって、暮らしているのだろうかと。

 答えの一部は、虐げられた人たちの家にオオカミが入らないようにするために政府が大盤振る舞いをしたことである。悲しいかな。政府支給の補助金は働く意欲を削ぐこともある。2020年と2021年の国からの借入金、2兆5000憶ドルが、制限なしに配布されたことによって、国民の個人貯蓄率は2倍になった。そして、米国人は、使い切れないほどの新型コロナ救援金も手に入れたからである。人は、貧しくても、金持ちであっても、ただのお金をもらえることは、拒絶し難いものである。

 パンデミックが収まっても、何百万人もの人々がオフィスに戻らないことを選んだ――いわゆる「大量離職」である。イーロン・マスク氏が「ツイッター社」を買収し、そして、ソーシャルメディアの巨大大手の半分をレイオフした後、1000人以上の従業員が、「非常にハードコアに(長時間、猛烈に)」に働くという新しい上司の要求を拒否した。代わりに、彼らは大量離職をしたのであるが、米国人はそのありさまをリアルタイムで見守っているのである。

 「ツイッター」の本社があるサンフランシスコ市は、個人で保護を受けられる特定の諸集団に、保証収入を提供した。その中には、ミュージシャン、アーティスト、作家、妊娠中および出産後の母親が含まれている。最近リストに追加されたのは、月額1200ドルの奨学金の申請可能なトランスジェンダーの人々であった。いったんは逃げ出したツイッターの従業員は、すぐ、舞い戻れるのだろうか。

 伝統ある万引き業で生計を立てているため、給料を必要としない人もいる。ショーウインドー破りの実行者は、今年すでに、6億ドル相当の商品で企業の手間を省いたと、大型ディスカウントスーパー、「ターゲット」は報告している。いわゆる在庫の縮小は、インフレの上昇による売上高の低下と相まって大型小売業者に、今後3年間で、合計30億ドルのコスト削減を余儀なくさせる予定だ。

 ほかの企業も同じように苦しんでいる。「小売業界指導者協会」や「バイ・セーフ・アメリカ連合」は、2019年に全国の小売業者から、689億ドル相当の製品が盗まれたと報告した。

 「大志」プラス「労働」の答えが、「充実した人生」であるというのは、人間性の公理である。心や体の弱い人は常におり、彼らには慈善を受ける資格がある。しかし、きつい仕事に慣れた健常者は違う。ただ同然でもらえるもので生活するのは米国流ではない。

ヴァンダービルト大学、テネシー州ナッシュビル - 2022年5月10日。写真提供:Fotoluminate LLC(Shutterstock経由)。

人文科学のリベラル偏向に警鐘 大学の報告書に教育界が反発

(2026年07月06日)
メラット・キロス氏は、2026年5月28日、デンバーのモントビュー長老派教会で開催された女性有権者連盟主催の第1選挙区候補者フォーラムに参加した。(RJ Sangosti/The Denver Post via AP)

民主党内で社会主義派に勢い コロラド州予備選でも勝利

(2026年07月05日)
2026年6月30日火曜日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂前で、トランスジェンダーの少女や女性が学校の運動部でプレーできるかどうかに関する最高裁の判決を前に、人々が祈りを捧げている。(AP通信/ホセ・ルイス・マガナ)

保守派「まだすべきこと多い」 トランスジェンダーの女子スポーツ参加禁止を最高裁が容認

(2026年07月04日)
フィッシャー上院議員、中国に対抗するため核戦力三本柱の見直しとゴールデンドーム建設を推進

「戦略環境の変化に備えよ」中国視野に核戦力増強を訴え 米上院議員

(2026年07月02日)
トランプ大統領は、2026年6月26日(金)、ワシントンD.C.のホワイトハウス大統領執務室で撮影された。(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン)

トランプ氏「宗教を復活させる」 ホワイトハウス宗教自由委、信教の自由推進へ提言書

(2026年07月01日)
2025年5月30日(金)、カリフォルニア州クロービスで開催されたカリフォルニア州高校陸上競技選手権大会の会場外のポールに、「Gooo Girls Honor Title IX」と書かれた手作りの看板がテープで貼り付けられている。(AP通信/ジェイ・C・ホン)

トランプ政権、メリーランド州の学校を調査 女子施設の男子利用容認で

(2026年06月30日)
民主党下院議員候補のクレア・バルデス氏が、2026年6月18日木曜日、ニューヨーク市ブルックリン区で行われたニューヨーク州予備選挙に向けた投票促進集会で演説を行った。(AP通信/ライアン・マーフィー)

予備選で民主社会主義候補が相次ぎ勝利 民主党内で存在感

(2026年06月29日)
ホワイトハウス行政管理予算局長ラッセル・ヴォート氏が、2026年6月24日、ワシントンD.C.の米国海軍記念碑で開催されたワシントン・タイムズ紙主催の脅威状況に関するイベントで、同紙の国家安全保障担当編集者ガイ・テイラー氏と会談した。写真提供:エレノア・カウフマン(ワシントン・タイムズ特別寄稿)。

造船業立て直し、海軍増強へ 中国への遅れ逆転する 米予算局長官

(2026年06月27日)
Netflixが公開したこの画像は、ドラマ「K-POPデーモンハンターズ」の一場面で、左からミラ、ルミ、ゾーイの3人のキャラクターが写っている。(Netflix提供、AP通信経由)

ハリウッド動画で少数派の参加減少 多様性に逆行-UCLA報告

(2026年06月26日)
米司法省次官補のハーミート・ディロン氏は、「各州は、ジェンダーイデオロギーの名の下に、アメリカ国民に宗教的信念を放棄することを要求できないことを認識すべきだ」と述べた。(AP通信/ホセ・ルイス・マガナ)

トランプ政権、カトリック修道会を支持 トランスジェンダー関連NY州法に異議

(2026年06月25日)
→その他のニュース