上院ドレスコードはトランス差別 左翼活動家が反発
By Kerry Picket – The Washington Times – Thursday, September 28, 2023
左翼活動家が、上院のドレスコード(服装規定)はトランスジェンダーへの差別となる可能性があると反発を強めている。
非営利団体「ディマンド・プログレス」の政策責任者であるダニエル・シュルマン氏はⅩへの投稿で、ジョセフ・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)とミット・ロムニー上院議員(共和、ユタ州)が共同提出したドレスコード決議に異論を唱えた。この決議は27日に超党派で承認された。
決議には「上院の議場ではビジネスウエアを着用すること。男性の場合はコート、ネクタイ、スラックスなどの長ズボンを着用すること」としており、シュルマン氏はこの文言を取り上げ、「文化戦争決議」であり、「『男性』はコート、ネクタイ、スラックスを着用しなければならないということだ」と主張した。
その上で「トランスジェンダーである場合も、決議は特定の服装を要求するのか。決議では、誰が男性とみなされるのか」と反発、女装したいという人はどうすればいいのかと疑問を呈した。
上院民主党のトップ、チャック・シューマー院内総務が9月中旬、ドレスコードを緩和し、カジュアルな服装での登院を容認したことに共和党議員らが反発。上院は27日、ドレスコードを復活させる決議を承認した。
それに先立ち上院では、パーカーと短パンといういで立ちで登院しているジョン・フェターマン上院議員(民主、ペンシルベニア州)への反発が強まっていた。
上院では、上院議員やスタッフは議場ではビジネスウエアを着用しなければならないという不文律があったが、決議が承認されたことでドレスコードは成文化された。
これを受けてフェターマン氏は議場に入るのを控え、下院の民主党議員用クロークの出入り口から投票を行った。