米国は台湾を巡る戦争で中国を倒す-統合参謀本部議長

(2024年7月26日)

2024年5月27日月曜日、ヴァージニア州アーリントンのアーリントン国立墓地のメモリアル・アンフィシアターで開催された第156回ナショナル・メモリアル・デー・オブザーバンスでスピーチするCQブラウン統合参謀本部議長空軍大将。(APフォト/スーザン・ウォルシュ、ファイル)

By Bill Gertz – The Washington Times – Monday, July 22, 2024

 統合参謀本部議長によると、米国は世界で最も強力な軍隊を擁し、台湾をめぐって戦争が勃発すれば中国を倒すだろう。

 10月1日に大統領の最上級軍事顧問(統合参謀本部議長)となったチャールズ・ブラウン空軍大将は、中国との紛争は差し迫ったものでも避けられないものでもないが、戦争が勃発した場合、米軍は準備ができていなければならないと述べた。

 米国が紛争で中国を倒すことができるかどうか尋ねられると、ブラウン氏は「もちろんだ。米軍は揺るぎない自信を持っている」と答えた。

 ブラウン氏は19日、アスペン安全保障フォーラムで、「私たちは世界で最も破壊力があり、最も尊敬されている戦闘部隊だ。今、私たちが中国と対峙するなら、全土を掌握するだろう。挑戦を受ければ私たちは出撃する」と述べた。

 台湾をめぐる米軍と中国軍の紛争を研究した最近のシンクタンクのシミュレーションでは、米国は戦闘で中国を破るが、大きなコストがかかることが分かっている。戦略国際問題研究所(CSIS)の演習では、米国と連合軍が戦争で数万人の軍隊、数十隻の船、数百機の航空機を失うと予測した。

 ブラウン氏は、中国軍が封鎖を実行して1週間以内に迅速な攻撃で台湾に軍隊を上陸させる可能性があると結論付けた日本政府の報告書について尋ねられた。その報告書は、台湾周辺の中国軍による強化された軍事演習について分析しており、米国と同盟国の軍隊が台湾支援に来る前に、人民解放軍が台湾の支配権を掌握する作戦を行うと述べている。

 ブラウン氏は、戦争の現状が高度な技術によって変化したことに同意するとし、中国との戦争は、過去30年以上の紛争とは違ったものになるだろうと述べた。

 ブラウン氏は「これらは私たちが第2次世界大戦で見たものに似た大きな紛争となるため、それに対処しなければならない。第2に、中国は、私たちがどの点で有利であり、どの程度の戦闘能力を持つかを知っている。私の感覚では、私たちが攻撃する前に、彼らは迅速な軍事行動を取ろうとする」と語った。

 そのシナリオに備えるために、ブラウン氏は、紛争が勃発する前に武器、弾薬、物資、その他の軍事支援を備蓄し、この地域で米軍の兵站を構築するための、以前の取り組みを加速していると述べた。

 ブラウン氏は「私たちが早くそこに着くことができることを示すほど、抑止力は高まる」と語った。

 バイデン大統領は、中国が台湾を乗っ取ろうとして軍事力を行使した場合、米国は軍事的に介入すると述べた。

 中国はその領土として主張する台湾を支配することを誓っている。

 ブラウン氏は、台湾は米国からより効果的で戦略的な防衛兵器を購入することに集中すべきだとする軍事アナリストと、台湾がもっと防衛に費用を割くことを望むというトランプ前大統領のコメントについて尋ねられると、米国防総省はすでにこれらのトピックについて台湾当局者と連携していると述べた。

 ブラウン氏は、ドローン兵器とサイバー戦争能力の行使は、戦争の性格が進化している重要な指標であると述べた。つまり、「ハイエンド」の軍事能力は戦争の決定的な要因ではないかもしれないということで、代わりに、伝統的な軍事力と非対称戦争能力の両方のより大きな組み合わせが必要ということだ。

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