若者のメンタルヘルスと聖書的世界観に関連性-報告
By Emma Ayers – The Washington Times – Tuesday, September 24, 2024
最新の研究によれば、宗教的世界観は、米国のメンタルヘルス危機に必要な薬になるかもしれない。
アリゾナ・クリスチャン大学のカルチュラル・リサーチ・センターのディレクター、ジョージ・バーナ氏は、一般的なメンタルヘルスの問題である不安、うつ、恐怖と、聖書的世界観の欠如との間に、特に若い人々の間で顕著な関連性があることを発見した。
バーナ氏の調査結果によると、ミレニアル世代とZ世代の若者は、不安とうつの割合が上の世代よりもかなり高い。これらの若者の半数以上が、定期的に精神的な健康状態に悩まされていると答えており、聖書的な世界観を持っているのはわずか1%~2%だという。
これとは対照的に、ベビーブーマー世代は、精神衛生上の問題は少なく、聖書的信念を持つ傾向が強いという。
連邦政府の調査によると、米国では成人の23%が何らかの精神疾患に苦しんでいる。ミレニアル世代とZ世代の若者では、33%が少なくとも一つの診断可能な精神疾患を抱えていると考えられている。
バーナ氏の調査は、世界観が人々のストレスへの対処法や人生の中の困難への対処法を形作ることを示唆している。バーナ氏は、情緒不安定の要因として、道徳的相対主義、目的の欠如、絶対的真実の否定を挙げている。
このような世界観は、混沌、不安、恐怖の感情を引き起こし、現代社会での不安やうつのレベルの上昇に拍車をかけているとバーナ氏は主張している。バーナ氏は、セラピーや薬物療法といった伝統的な治療法の価値を認めつつも、世界観を取り入れることは、解決策の重要な部分だが、見落とされがちだと述べた。
バーナ氏によれば、事実よりも感情に依存し、人生には固有の価値がないと考え、カルマ(宿命、因果応報)のような概念を信じ、聖書的な神の理解を否定する若者が増えているという。
プレスリリースによると、バーナ氏は「さらに、目的や意味への意識の欠如、真実は主観的なものであるという考え方が加わる。このような共通の構成要素によって、一貫性がなく、混沌としていて、苛立たしく、希望に欠けるライフスタイルが生まれる。このような生活では、不安、抑うつ、恐怖は事実上避けられない」と主張している
バーナ氏は両親や教会に対し、早い時期から世界観を形成することに焦点を当てるよう呼びかけ、人の基礎となる信念は10代前半までに固まってしまうことが多いと指摘した。