「女子スポーツを守れ」シャツ禁止で高校生が提訴

(2024年11月29日)

2024年11月20日、カリフォルニア州リバーサイドのリバーサイド統一学区を訴えたテイラー・スターリング(16歳)とケイトリン・スラビン(15歳)。(写真提供:信仰と自由の擁護者たち)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Tuesday, November 26, 2024

 2人の女子高生陸上選手が、「セーブ・ガールズ・スポーツ(女子スポーツを守れ)」と書かれたTシャツの着用を禁止されたとして高校を提訴した。学校側は、その「敵対的な」メッセージがナチスのかぎ十字と同等だと指摘していた。

 この訴訟は、カリフォルニア州リバーサイドのマーティン・ルーサー・キング高校のスピーチコード(言論、服装などへの規制)の無効化を求めるもので、同州中央地区連邦地方裁判所に先週提出された。このスピーチコードでは「特定の保護対象グループに基づいて、敵対的または威圧的な環境を作り出す可能性がある」メッセージを含む服装を禁じている。

 また、訴訟ではリバーサイド統一学区(RUSD)が「女子の競技における平等な待遇、利益、機会を提供しておらず、タイトル9(性別による差別を禁じる連邦法)に違反している」と宣言するよう裁判所に求めている。

 16歳のテイラー・スターリングさんと15歳のケイトリン・スレイビンさんは、10月26日のクロスカントリー大会でこのシャツを着用した。テイラーさんは、女子チームの主力メンバー7人の座を、男性として生まれ女性としての性自認を持つ選手に奪われたことから、このTシャツを着るようになった。

 また、競技では両親や祖父母を含む約20人が同じ紺色のシャツを着用した。

 だが、11月1日の練習でこのTシャツを着用した際、コーチから「シャツを裏返すか着替えるように」と言われ、メッセージが「ユダヤ人学生の前で鉤十字のシャツを着るようなものだ」と警告された。

 保護者から苦情が寄せられると校長は「このシャツは、チーム中の1人の選手にとって敵対的な環境を作り出す」とし、再びかぎ十字との比較を持ち出した。

 2人の女子学生は、敵意を持ったり特定の生徒を標的にしたりしたわけではないと主張している。

 ケイトリンさんはFOXニュースのインタビューで、「嫌がらせをする意図は全くありませんでした。誰も攻撃したいわけではなく、私たちはただ自分たちが信じていることを伝えたいだけです。生物学的な男性が女性と競技するべきではないと考えているだけです」と語った。

 2人とその家族を代表するのは、カリフォルニアを拠点とする「アドバカッツ・フォー・フェイス・アンド・フリーダム(信仰と自由の擁護者)」で、この団体は女子選手を排除し、男性として生まれの選手のために場所を作るような政策に挑む2人を称賛した。

 この団体は声明で、「この訴訟は、学校の服装規定の選択的適用に異議を唱えるだけでなく、女子スポーツに公平性と誠実さを取り戻す裁判所の判決を求めるものだ。これは2人の若いアスリートを超えた問題であり、自由な言論、公平な競技、そして女子が生物学的な違いを無視するイデオロギーに押しやられることなく平等に競える基本的権利のための立場を表している」と述べた。

 学区側は、この問題についてほとんど選択の余地がないとし、カリフォルニア州法とカリフォルニア州高校体育連盟の規定により、性別の記録にかかわらず性自認に基づいて競技に参加する権利を学生に認める義務があるとしている。

 学区は声明で、「RUSDは、カリフォルニア州法に従う義務があることを忘れてはならない。この法律は学生が『記録上の性別に関係なく、性自認に基づいて、性別で区分された学校のプログラムや活動(運動部や競技会を含む)に参加することを許可される』ことを求めている」と述べた。

暗い部屋のベッドでスマートフォンを使っている若い男性。ファイル写真提供:Gap_Abstracture(Shutterstock経由)

Z世代で「ベッドにこもる生活」拡大 専門家が孤独のリスク指摘

(2026年08月01日)
2025年11月3日(月)、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた政府機関閉鎖34日目の記者会見で、下院議長のマイク・ジョンソン氏(共和党、ルイジアナ州選出)が演説し、下院多数党院内総務のスティーブ・スカリス氏(共和党、ルイジアナ州選出)が左から見守っている。(AP通信/マリアム・ズハイブ撮影)

共和党、中間選挙は「共産主義との戦い」 民主党内で社会主義が台頭

(2026年07月31日)
国立アレルギー感染症研究所の元所長、アンソニー・ファウチ博士が、2024年6月3日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた下院特別小委員会の新型コロナウイルス感染症に関する公聴会で証言した。(AP通信/マリアム・ズハイブ撮影)

「ファウチ氏の日記」研究所流出説認識か

(2026年07月30日)
ファウチ博士は、2026年7月29日(水)、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で、上院国土安全保障・政府問題委員会に出席した。(AP通信/アリソン・ロバート撮影)

コロナ起源巡る議会公聴会紛糾 元政府顧問が証言を拒否

(2026年07月30日)
民主党によるイスラエルへの対応に関するイラスト(リナス・ガルシス/ワシントン・タイムズ)

不正取り締まりへの民主党の職務怠慢

(2026年07月29日)
2020年7月23日、ジョージア州アルファレッタで開催された「賛美、祈り、そして愛国心」と題されたトランプ支持福音派のキャンペーンイベントで、ホワイトハウスの信仰顧問ポーラ・ホワイト=ケイン氏が演説する様子を捉えた資料写真。(AP通信/ジョン・エイミス撮影)

信仰局トップが、世界の宗教迫害に警鐘

(2026年07月28日)
2026年6月17日(水)、フランスのエビアン・レ・バンで開催されたG7サミットの傍らで、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏が、Google DeepMindのCEOデミス・ハサビス氏(写真には写っていない)と会談している。(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン撮影)

議員らが「AIキルスイッチ法」を提案 「暴走」事例受け対策要求

(2026年07月26日)
大学図書館でノートパソコンと本を手に研究に励む女性教授。写真提供:Andrey_Popov(Shutterstock経由)

AI企業が哲学者に40万ドル支払い?専門家「ちょっと待った」

(2026年07月22日)
2013年10月3日、ミシシッピ州ジャクソンで、女性・乳幼児・児童向け特別栄養補助プログラム(WIC)のバッグがショッピングカートに置かれている。(AP通信/ロヘリオ・V・ソリス撮影)

米、永住権審査を厳格化 移民への福祉給付巡りバイデン路線転換

(2026年07月20日)
HBO Maxが公開したこの画像は、ドラマシリーズ「Heated Rivalry」の一場面で、ハドソン・ウィリアムズ(左)とコナー・ストーリが写っている。(サブリナ・ラントス/HBO Max提供、AP通信経由)

LGBTの映画出演が減少傾向 調査

(2026年07月17日)
→その他のニュース