パナマ運河は中国の侵略に対して「脆弱」 米国は先制可能

(2025年2月2日)

2024年6月28日、パナマ・シティでパナマ運河の通過を待つ貨物船。(AP Photo/Matias Delacroix)

By Alex Miller – The Washington Times – Tuesday, January 28, 2025

 国際法の専門家は28日、上院委員会で、中国や他国による敵対行為を待つことなく、米国は重要な輸送経路であるパナマ運河で自国の利益を守ることができると証言した。

 ジョージ・メイソン大学スカリア法科大学院のユージン・コントロビッチ教授は、1970年代に締結された米国とパナマの条約には、「中立性の体制に対するあらゆる脅威から運河を防衛できる」とする「理解事項」のリストが含まれていると述べた。

 コントロビッチ教授は、「そのため、条約には運河の実際の障害を取り除くためだけでなく、敵対的な軍事行動によって運河が閉鎖されるのを待つ必要なく米国は行動できると明確に記されている。待つことは自殺行為であり、私たちにとって壊滅的な結果をもたす」と上院議員に語った。

 上院商業・科学・運輸委員会の公聴会では、中国政府のパナマ運河への影響力と、運河の両端にある香港系企業が運営する港が米国および他国の経済・国家安全保障にとって脅威となるかどうかに重点が置かれた。

 この公聴会は、トランプ大統領が運河の支配権を取り戻すよう主張し、中国がパナマ運河を支配していると非難したことを受けて開かれた。パナマ政府および中国政府はこの主張を否定している。

 トランプ氏は運河の支配権を取り戻すための軍事力行使の可能性も排除していない。

 上院公聴会の証人らは、最終的には運河の管理はパナマ運河庁の管轄下にあり、この機関が航行を管理し、1970年代後半に米国とパナマ政府が合意した中立条約を施行していると述べた。

 それでも、議論の多くは香港を拠点とする海運会社「ハチソン・ポート」に集中した。同社は、太平洋側のバルボア港と大西洋側のクリストバル港という、運河の両端の港を運営している。

 アラスカ州選出の共和党上院議員ダン・サリバン氏は、ハチソン・ポートと中国政府の関係が運河を通る航行に対して直接的な脅威をもたらすのか、またこの関係が条約違反となるのかを質問した。

 サリバン氏は、「(中国政府は)この2つの企業に対して『運河を閉鎖しろ、通行を困難にしろ、船を運河に沈めろ』と命令できるかもしれない。そして、それが中国人民解放軍(PLA)や中国共産党(CCP)からの命令であれば、彼らは従う義務があるのではないか」と述べた。

 コントロビッチ氏は、そのような命令に企業が従う義務があるかどうかは不明だとしながらも、中国政府は「これらの企業に対して多くの影響力と圧力を行使できる」と指摘した。

 モンタナ州選出の共和党上院議員ティム・シーヒー氏は、中国が「どれほどの速さで」運河の使用を停止できるかを証人に問い、2021年にスエズ運河を6日間封鎖し、世界の物流に大きな影響を与えたコンテナ船エバー・ギブン号の事故を例に挙げた。この事故は強風の中で座礁したことが原因だった。

 米国連邦海事委員会のダニエル・マフェイ委員は、中国が「同様のことをする可能性はある」としながらも、それはテロ行為と見なされるだろうと述べた。公聴会の議論の大半は、運河の港湾運営やパナマの「一帯一路」構想への関与を通じた中国の経済的脅威に焦点が当てられた。

会議場で講演を行う講演者。写真提供:Matej Kastelic(Shutterstock経由)。

「幽霊学生」が支援金数億ドルを不正受給 バイデン前政権で急増 アフリカに拠点

(2026年11月02日)
第102戦闘攻撃飛行隊に所属するF/A-18Fスーパーホーネットが、空母USSキティホークから最後の発艦を行う。米国カリフォルニア州サンディエゴ、2008年6月8日。写真:カイル・ガーロー/米国海軍。

中国潜水艦の米空母接近から20年 中国海軍の太平洋進出を象徴する転換点に

(2026年11月01日)
2006年3月28日、ニューヨークで行われた「ノー・キングス」デモ行進で、参加者たちは「アメリカ民主社会主義者」「緊縮財政を止めろ」「金持ちに課税せよ」と書かれた横断幕を掲げた。写真提供:Shutterstockのリチャード・スカルゾ。

左派、2028年大統領選へ暴動計画 米保守系シンクタンクが警告

(2026年10月31日)
カリフォルニア州選出の共和党下院議員、ヤング・キム氏が2024年4月15日、ワシントンの連邦議会議事堂で演説を行った。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影、資料写真)

共和下院議員、「敵対国」中国への渡航警戒レベル引き上げを要請 不当拘束の危険性指摘

(2026年10月30日)
ピート・ヘグセス米国防長官は、2026年10月28日(水)、フィリピン中部セブで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相非公式会合に出席した。(ジャム・スタ・ローザ/AP通信提供プール写真)

米国防長官、イラン紛争でも対中抑止揺らがず 第1列島線防衛で連携強化

(2026年10月29日)
韓国の李在明大統領は、2026年9月18日(金)、ソウルの大統領府(青瓦台)で記者会見を行った。(AP通信/アン・ヨンジュン撮影、プール提供)

韓国の対露接近に疑問の声 ウクライナとの対立深まる

(2026年10月28日)
トランプ大統領とバラク・オバマ前大統領は、11月3日の中間選挙で議会の主導権を巡って激しい舌戦を繰り広げ、互いに侮辱し合い、言葉の応酬を繰り広げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影、AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン撮影)

上院選巡る攻防 トランプ、オバマ両氏が非難の応酬

(2026年10月28日)
ピート・ヘグセス国防長官は、2026年10月21日水曜日、ワシントンD.C.のホワイトハウス東室で行われたドナルド・トランプ大統領との円卓会議で発言した。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

中国「孔子学院」、名称変え活動継続 米国防長官「すべて解体」

(2026年10月27日)
北朝鮮政府が2026年10月21日(水)に提供したこの写真には、北朝鮮の指導者である金正恩の妹、金与正(中央左)が、2026年10月20日(火)に北朝鮮の軍関係者とともに前線地域を視察する様子が写っている。北朝鮮政府が配布したこの写真に写っている出来事を、独立系ジャーナリストは取材できなかった。この写真の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。(朝鮮中央通信/AP通信経由)

北朝鮮が強硬措置、拡声器を再稼働へ 韓国の対話路線に打撃

(2026年10月26日)
2026年10月7日(水)、クリーブランドで行われた期日前投票で、有権者が投票用紙をスキャンしている。(AP通信/スー・オグロッキ撮影)

民主党有利の世論調査、運営会社が捏造認める 「実験的プロジェクト」と釈明

(2026年10月25日)
→その他のニュース