YouTubeは2024年の大統領選挙に先立ち、トランプ禁止を解除

(2023年3月20日)

2023年3月13日(月)、アイオワ州ダベンポートで行われた選挙イベントで演説するドナルド・トランプ元大統領。(AP Photo/Ron Johnson)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Friday, March 17, 2023

 YouTubeは、2021年1月6日の国会議事堂暴動の余波を受けて、同ビデオ・プラットフォーム(Googleが所有)がドナルド・トランプ前大統領に課したアカウント制限を解除した。

 「今日からドナルド・J・トランプのチャンネルは、もはや制限されなくなり、新しいコンテンツをアップロードする機能が復元される」、YouTubeのレスリー・ミラー副社長は金曜日の声明で述べた。「私たちは、現実世界の暴力による持続的なリスクを慎重に評価し、選挙に向けて有権者が国の主要候補者から均等に聴く機会を保持することの重要性とのバランスを取りました。」

 YouTubeによると、トランプ氏のアカウントは、他のすべてのユーザーのチャンネルが直面するのと全く同じルールが適用されると述べた。

 トランプ氏は直ちにYouTubeに動画を投稿しなかった。元大統領は金曜日、同氏の技術プラットフォームである「トゥルース・ソーシャル(社会の真実、Truth Social)」でビデオ共有をした。これはネット大手にうんざりしている保守派を引き付け、YouTubeのライバル社であるランブル(Rumble)から、埋め込みクリップしたものだった。

 YouTubeが今回の解除発表をする前に公開されたビデオで、トランプ氏はCOVID-19の起源や、TikTokの制限などについて議論している。

 トランプ氏のYouTubeでの直接の視聴者は、ランブルでの同氏のフォロワーに匹敵する。YouTubeによると、金曜日午後の時点で、トランプ氏のアカウントには265万人のフォロワーがおり、ランブルのウェブサイトにはトランプ氏の175万人のフォロワーが掲載されている。

 YouTubeが解除した制限は、首脳陣交代の中で起きた。スーザン・ウォジッキ氏は9年間率いた後、先月CEOを辞任すると発表した。ウォジッキ氏は家族、健康、その他の個人的な計画に集中するため、YouTubeから離れることを決意したと語った。

 ウォジッキ氏は2021年にも、トランプ氏に対する制限は最終的に解除されるだろうと語っていたが、それがいつになるかを詳しく語ってこなかった。

 YouTubeの新しいリーダーは、かつて同社で最高製品責任者を務めていたニール・モハン氏だ。2023年3月の書簡でモハン氏は、YouTubeが米国および世界中の政策立案者と協力して、技術に影響を及ぼす法律を変更する提案に取り組んでいると述べた。

 「私たちは、多様な声を聴ける安全な環境をオンラインで作りたい、という政府関係者と連携しています」、モハン氏は書簡に書いている。

 2021年にトランプ氏を利用禁止にした技術プラットフォームは他に、ツイッターや、メタのフェースブック、インスタグラムなどで、それらを削除した。トランプ氏はアクセスが回復されてからも、フェースブック、インスタグラム、ツイッターにコンテンツを投稿していない。

 確立されている技術プラットフォームにトランプ氏が沈黙している要因はいくつかある。ビジネスパートナーが2022年に米国証券取引委員会に提出した書類によると、同氏はまずトゥルース・ソーシャルに投稿し、他のソーシャルメディアのプラットフォームに公開するには6時間待つ義務がある。

トランスジェンダーの女性トイレ使用禁止 共和議員が決議案

(2024年11月20日)

トランプ新政権、2期目も「ハネムーン」なし

(2024年11月19日)

トランプ氏再登板は東南アジア各国に利益

(2024年11月15日)

トリプルレッド、第2次トランプ政権も政策目標達成に障害か

(2024年11月14日)

猫を飼う女性はハリス氏、犬派はトランプ氏-大統領選調査

(2024年11月12日)

トランプ陣営が次期政権の人選開始 国防長官候補にポンペオ氏の名も

(2024年11月09日)

トランプ氏の地滑り的勝利で政界激変

(2024年11月08日)

中絶反対グループがトランプ氏再選を祝福

(2024年11月07日)

ハリス氏は本当に不法滞在者の投票を望んでいる

(2024年11月04日)

トランプvsハリス 深まるジェンダーギャップ-米大統領選

(2024年11月01日)
→その他のニュース