コメンタリー


中国、台湾攻撃を想定した軍事演習を急拡大 米司令官が警告

(2025年5月8日)
 米インド太平洋軍の司令官は、中国軍は台湾に対する軍事攻撃の準備をエスカレートさせていると強調、これを「急速な沸騰」と呼んだ。
 サミュエル・パパロ司令官は公の場で、1年前にこの最大の軍隊を引き継ぐ前に、前任者から中国との衝突が自分の在任中に起こる可能性があると警告されていたと語った。 →続き

トランプ氏の最初の100日間

(2025年5月4日)
 歴史家たちは、ドナルド・トランプ氏の最初の100日間を、現代の他の大統領たちの業績と比較するのに苦労するだろう。最も偏った民主党の賛美者でさえ、45代目および47代目の大統領が、46代目のジョセフ・R・バイデン氏と違って、活力に満ちた人物であることを認めざるを得ない。バイデン氏は、しばしば午前10時に業務終了を宣言して、1日の仕事を終えることを示唆するような活力に乏しい人物であった。
 トランプ氏の公的なスケジュールはしばしば夜遅くまで続き、メディアは一日中同行して質問を投げ掛けることが多い。この徹底的な透明性には、彼が大統領令に署名する様子をライブで公開することも含まれており、これまでに139件の署名が行われている。このペースを→続き

中国、AI利用し生物兵器研究-米国務省報告

(2025年4月30日)
 国務省の年次兵器管理順守報告書によると、中国軍は2024年、軍事転用可能な生物学的研究、毒素の研究に取り組み、その一環として人工知能(AI)を利用している。
 報告書は、ロシア、北朝鮮、イランが生物兵器禁止条約(1972年に締結された条約で、殺傷能力のある生物兵器の開発や保管を禁止している)の順守に懸念を抱かせるような研究を行っていると警告している。 →続き

中国、現・元米政府高官をスパイに勧誘

(2025年4月20日)
 中国は、コンサルティング会社、人材紹介業者、シンクタンクなどを使い、現役および元米政府高官をスパイとして積極的に勧誘していると、米国の連邦防諜(ぼうちょう)機関が警告している。
 国家防諜安全保障センター(NCSC)は、「外国の情報機関、特に中国は、現職および元米政府職員を、コンサル会社、企業の人材紹介業者、シンクタンク、その他の団体に成り済まして、SNSや専門的なネットワーク上で勧誘しようとしている」と、一枚の警告文で述べている。 →続き

エルサルバドルの犯罪撲滅の教訓

(2025年4月19日)
 エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は14日に、ホワイトハウスの大統領執務室を訪問した。中米の指導者であるブケレ氏は、首都ワシントンでトランプ大統領との友情を強化し、その関係は両氏がメディアからの質問に答える際に明らかになった。
 ブケレ氏は、自国の無法状態に対処した経験について語った。「ジャーナリストがそう呼んでいた『世界の殺人首都』を、実際には西半球で最も安全な国に変えた」と述べた。「時々、何千人も投獄したと言われるが、私は何百万もの人々を解放したと言いたい」 →続き

米司令官、中国の台湾挑発は「統一への予行演習」

(2025年4月16日)
 中国軍は台湾付近で大規模かつ攻撃的な活動を行っており、米国と同盟国の安全を脅かしている―インド太平洋軍司令官が10日、上院での年次公聴会で語った。 サム・パパロ司令官は上院軍事委員会で、この地域で中国の軍事行動を抑止するのに十分な戦力はあるが、将来の中国の侵略を阻止するには米国の戦力を増強する必要があると証言した。
 「中国はかつてない規模の挑発と軍近代化を進めており、国土、同盟国、パートナー国に深刻な脅威をもたらしている」 →続き