東アジア


北朝鮮、ミサイル実験で「核の反撃」シミュレーション

(2023年3月24日)
 【ソウル】北朝鮮は、米韓の軍事訓練は侵略の予行演習だと主張し強く反発、20日にまた短距離弾道ミサイルの発射実験を行った。北朝鮮は、ミサイルの試射は戦争ドクトリンを見直し、向上させるための幅広い取り組みの一環だと主張している。
 2日間にわたった北朝鮮の試射は、復活した米韓両国軍によると軍事演習「フリーダムシールド」中に行われ、韓国側の情報によると、試射の中で、核攻撃制御システムの管理、部隊の核反撃態勢への移行、模擬核弾頭を搭載した戦術弾道ミサイルの発射が行われた。 →続き

北朝鮮「女王」擁立の可能性は低い

(2023年2月18日)
 【ソウル】北朝鮮の全権を握る金正恩総書記の10歳前後の娘、ジュエさんが、秘密主義の北朝鮮が発行する切手によって不滅の存在となろうとしている。14日に公開された切手には、軍幹部らに囲まれたジュエさんが描かれており、そばには正恩氏がいて、背景には大陸間弾道ミサイル(ICBM)が描かれている。
 先週、「ジュエ」という名のすべての北朝鮮女性が名前の変更を命じられたという未確認情報もあり、9歳か10歳と思われるジュエさんは、父親、祖父、曽祖父の後継者として金王朝のトップになるよう育てられているといううわさが飛び交っている。 →続き

北朝鮮の兵器開発 暗号通貨盗み資金調達

(2023年2月17日)
 北朝鮮は8日、平壌で軍事パレードを実施、大陸間弾道ミサイル(ICBM)11基を披露した。米軍が国土防衛のために設置している迎撃システムを圧倒することができるほどの戦力と分析されている。
 しかし、北朝鮮の兵器開発の進歩は、戦略的な疑問に加えて、資金面での疑問をも提起している。孤立した後進国で、経済規模が世界135位の貧困国家が、世界で最も豊かな国を圧倒するというのはどういうことなのか。 →続き

北朝鮮ミサイル、米防衛突破能力を保有-アナリスト

(2023年2月11日)
 北朝鮮の軍事パレードに登場した新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が、米軍のミサイル防衛を破る能力を持っている可能性があることが専門家の指摘で明らかになった。
 米カーネギー財団のアンキット・パンダ上級研究員はツイッターで、「これだけの数のICBM発射台を軍事パレードで見るのは初めて」と指摘、「米国の防衛システムを圧倒」できる戦力との見方を示した。 →続き

米欧とアジア、防衛協力を強化 日印戦闘機が初の共同訓練

(2023年1月23日)
 米国と同盟国は台頭する中国を前に、2国間、多国間で防衛協力を築き、インド太平洋地域にとどまらず、世界各地の民主主義国家をつないでいる。日本とインドは16日、11日間に及ぶ初の共同訓練を開始し、航空自衛隊のF15戦闘機と、インド空軍のロシア製戦闘機SU30が参加。また、日米、英国、オーストラリア4カ国の空挺部隊が今月、初めての合同降下訓練を日本で実施した。
 日英は1月11日、「円滑化協定(RAA)」を交わした。自衛隊と英軍の相互訪問、装備の融通などを可能にするもので、昨年、オーストラリアとの間で同様の協定が交わされている。 →続き

中国の挑戦で、日本に託される新たな役割

(2023年1月14日)
 ソウル発-日本は今年、重要な外交上の責任を負いそうだ。岸田文雄首相は金曜日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会見するが、その議題は盛りだくさんだ。焦点となるのは、日本が最近発表した軍事力と安全保障政策の見直しについてだろう。
 米政府が対中政策での提携を模索していることに日本は積極的に応じており、国防総省の高官の間で存在感が大きくなっている。 →続き