社説


風力への依存があらゆるコストを押し上げる

(2023年9月16日)
 物価が再び上昇している。労働統計局が13日に発表した結果によると、インフレ率は再び上昇し、8月には3・7%を記録した。
 これは、消費者が長い間感じてきた懐の痛み具合を裏付けるものだ。労働統計局によれば、過去2年間だけでも、月々の電気代は25%も跳ね上がり、一方ガソリン代は中部大西洋岸で55%も高騰した。 →続き

「バイデノミクス」が労働者階級に打撃

(2023年9月9日)
 バイデン大統領が就任した当時、労働統計局が1982~84年のドルに換算したインフレ調整後の平均時給は11・39ドルだった。現在は11・09ドルであり、バイデン氏がホワイトハウスに入って以来、米国人労働者は2・6%の賃下げに遭ったことになる。
 労働者階級が退職基金を切り崩し、請求書を支払うためにクレジットカードを使い果たす中、裁量的支出に関しては、ますます財布のひもが固くなりつつある。 →続き

月でのマナーに留意を

(2023年9月2日)
 宇宙開発競争が再び熱を帯びてきており、主要な競争国は優位に立とうとすでにしのぎを削っている。ロシアと中国は、その攻撃的な振る舞いを月に持ち込む構えだ。地球外への願望を持つどちらの国も、そこでの関係を規定する国際協定に署名する気はないからだ。月を探査する者たちは、大変なトラブルに巻き込まれるかもしれない。
 この二つの大陸大国の間に生まれた協力関係は、互いの軍事的冒険主義を黙認することを特徴としている。これは現在、ロシアがウクライナを吸収しようとしていることや、中国が台湾を併合する準備を進めていることに現れている。2021年、隣国である両国が「国際月研究ステーション」と名付けられた共同月面基地を建設することで合意したのも当然だろう。→続き

ジョージアの茶番劇

(2023年8月26日)
 民主党議員たちは、またしても左翼検察官がドナルド・トランプ前大統領を刑事告発したことに大喜びしている。彼らは、このことが米国の政治体制にもたらすことについて、後悔するようになるかもしれない。
 民主党は、収監された対立候補に容易に勝てるという見通しに目がくらみ、自らの戦略を始動させた98ページに及ぶ粗雑な起訴状を読む者はほとんどいないだろうと確信している。 →続き

バイデン「ブランド」の悪用

(2023年8月19日)
 バイデンという「ブランド」がその一族を富ませるために売り出されるのをバイデン大統領が許したという、証拠に裏付けられた疑惑が明るみになっている。米国人は、バイデン氏が2期目の大統領に就任するのにふさわしいかどうかを判断する前に、こうした疑わしい活動についてもっと詳しく説明を受ける必要がある。
 民主党が一致団結して大統領を守ろうとしている今、資金の流れを追跡するのは共和党の役目だ。 →続き

バイデン氏の無策と中国の悪意

(2023年8月12日)
 中国の米国に対する影に隠れた敵意は見逃せない。しかしバイデン大統領は、あたかもこのアジアの巨人が、『アメリカン・ニンジャ・ウォリアー』(日本のテレビ番組『SASUKE』の米国版)に出てくる俊敏なライバルの地政学版にすぎないかのように振る舞っている。
 バイデン氏が中国の意図をより明確に把握しない限り、米国は後れを取ることになりかねない。 →続き

でっち上げられた罪状

(2023年8月5日)
 ワシントンに偶然はない。バイデン大統領が息子ハンター氏による外国企業にアクセスを与える見返りに金銭を求める事業に関与していたことを主要な目撃者が証言した翌日、司法省の特別検察官ジャック・スミス氏は、ドナルド・トランプ前大統領が辛うじて5%の票を得た同市での起訴を決定した。
 注意をそらすものとしては、これは強力なものだ。 →続き