コメンタリー


バイデンの愚かなエネルギー政策

(2022年10月28日)
 バイデン大統領は、11月8日の中間選挙の直後に80歳になるが、ほかならぬ長年続いていることが露呈されているのは彼のエネルギー政策である。冬が迫りつつある最中(さなか)、米国民は、電気料金の引き上げに性懲りもなく精を出す大統領を、指名するには苦慮するであろう。
 労働統計局は先週、9月の消費者物価指数が過去1年間で8.2%上昇した一方で、エネルギーは19.8%急上昇し、消耗品のすべての主だった種目を上回ったと報告した。最も重要なガソリン価格は、夏に100日間近く下落したが、再び急騰し、全国的に、1ガロン(約3.8リットル)3.90ドル前後で推移している。メディア監視団体、ファクトチェック・ドット・オルグによると、バイデン氏の→続き

英「孔子学院」閉鎖へ 世界最多30カ所、新首相表明

(2022年10月28日)
 英国のスナク新首相は、中国は世界にとって最大の脅威と指摘、中国のプロパガンダ、影響工作の拠点とされる「孔子学院」を閉鎖する意向を表明した。
 スナク氏は25日、ツイッターで、英国内の30カ所の孔子学院を新政府の対中政策の中で閉鎖すると表明、英紙も同日、この公約実施に政府がすでに取り掛かっていると報じた。孔子学院の大部分は、中国政府が運用し、大学内に設置されている。 →続き

台湾有事における日本政府の機能不全リスクに備えよ

(2022年10月26日)
 アントニー・ブリンケン国務長官やマイク・ギルデイ米海軍作戦部長らが中国による台湾有事への懸念する中、日本側の危機意識は極めて低い状況となっている。
 臨時国会が開会して安全保障に関する議論は一向に深まりを見せず、セキュリティ・クリアランスの問題すら進展を見せていない。 →続き

台湾防衛能力に「あいまい」はない

(2022年10月25日)
 武力による台湾併合への中国の脅威が高まる中、太平洋艦隊のパパロ司令官は、中国への軍事侵攻に対し台湾を守る用意があると主張した。
 パパロ氏は、米紙ワシントン・タイムズとのインタビューで、習近平国家主席の下で、侵攻の可能性は高まっているとみられていると指摘、台湾周辺で行われている中国軍の軍事演習について、軍事侵攻への「リハーサル」との見方を示した。 →続き

中国は台湾統一計画を加速-国務長官

(2022年10月22日)
 ブリンケン国務長官は今週、中国が、民主的に統治されてきた台湾を乗っ取り、台湾海峡の平和を維持してきた不安定な現状を破壊する計画を加速させていると警告した。
 ブリンケン氏は17日、スタンフォード大学フーバー研究所で開かれたフォーラムで、「近年、中国共産党は台湾に対するアプローチを変えてきている」と述べた。 →続き

ハンター・バイデン氏、共産中国「政治戦」機関との絆とカネ

(2022年10月21日)
 バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏とバイデン家への多額の資金提供に関与している中国の億万長者、葉簡明氏は、対米秘密影響工作に関わる人民解放軍(PLA)の部隊に勤務していた。
 倒産したCEFCチャイナ・エナジー社の元会長である葉氏は、2018年から贈収賄で中国で拘束されている。 →続き

バイデンのエネルギー政策

(2022年10月19日)
 バイデン政権は、エネルギーに関して無能であることを公表する好機を決して逃すことはないようだ。
 数日前、石油輸出国機構(OPEC)は、石油の生産割当を日量200万バレル削減する計画を発表した。これは、石油・天然ガスの世界市場について少しでも知っている人なら、誰一人として驚くことではなかった。OPEC加盟国は、原油価格は市場の原理を反映していないと何週間も言い続けていたからだ。 →続き