コメンタリー


米軍 国際法を武器に戦う中国に対抗

(2024年9月8日)
 中国軍はアジア太平洋地域で、国際法を盾に攻撃的で危険な行動を取っており、米軍は「カウンターローフェア(法律を武器とした戦争への対抗策)」を強化せざるを得なくなっている――海軍大佐でこの作戦を担当する法律専門家がワシントン・タイムズに語った。
 インド太平洋軍の主任法務官、ダスティン・ウォレス大佐は、中国はアジア、世界中で戦略的、軍事的目的を達成するために、国際法と法的原則の誤用と乱用である「ローフェア(法を武器とした戦争)」を意図的に行っていると述べた。 →続き

トランプ氏を支持する民主党員

(2024年9月2日)
 民主党の大統領候補だった2人が、ドナルド・トランプ前大統領に忠誠を誓った。トゥルシー・ギャバード元下院議員は26日、共和党候補であるトランプ氏を熱烈に支持し、米軍に対する彼の真の配慮を強調した。
 「トランプ前大統領は、最高司令官が私たち一人ひとりの命に対して負っている重大な重荷を理解している…彼は新たな戦争を始めなかっただけでなく、戦争を鎮静化し、防ぐための行動をとった」 →続き

中国の核増強への備え不十分 対艦核ミサイルの配備を-米報告

(2024年8月23日)
 米国防総省の依頼を受けて行われた最新の研究によれば、米軍は長期戦になった場合の中国による戦術核攻撃に対応する準備ができていない。
 シンクタンク「新アメリカ安全保障センター(CNAS)」の報告書によれば、中国の核戦力の急速な拡大は、ミサイルに通常弾頭と核弾頭のどちらも搭載できるため、将来、米国との紛争が発生した場合に、低出力の核攻撃を行う可能性が高いことを意味する。 →続き

AIに核攻撃を判断させることはない―米戦略軍司令官

(2024年8月19日)
 米戦略軍は、人工知能(AI)を使って核兵器の使用を承認することを禁止しており、核武装した敵対国の中国やロシアが核の運用をAIに任せたとしてもこの方針は変わらない―戦略軍司令官が13日に語った。
 ネブラスカ州オマハを拠点とする戦略軍のアンソニー・コットン司令官(空軍大将)はまた、米国の二つの「競合する」敵対国からの核の脅威の高まりに対する抑止力を維持するために核戦力を増強する可能性を示唆した。 →続き

中国、核先制不使用を呼び掛け 米国は非現実的と拒否

(2024年8月12日)
 中国は7月、「核先制不使用」政策を採用するようすべての国に呼びかける提案を国連に提出したが、これは米国にとっては現実的ではない。
 国務省のある高官は本コラム「インサイド・ザ・リング」に、中国の大規模な核兵器増強と米国からの軍備を巡る協議への参加呼び掛けの拒否を考えれば、先制不使用政策は受け入れられないだろうと述べた。 →続き

シークレットサービスとFBIによるトランプ氏暗殺未遂事件の調査妨害

(2024年8月5日)
 バイデン政権幹部はドナルド・トランプ前大統領暗殺未遂事件に関する左翼陰謀論に便乗しようとしたが、またしても見事に失敗した。連邦捜査局(FBI)のポール・アベイト副長官とシークレットサービスの長官代理に最近就任したロナルド・ロウ氏は、上院の国土安全保障委員会と司法委員会で悪い印象を残した。
 アベイト氏は、トーマス・マシュー・クルックス容疑者を右翼過激派と決め付けようとした。 →続き

中国、TikTok使い戦略的影響工作を画策-米シンクタンク

(2024年8月4日)
 短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に関する公開情報を基に作成された最新報告によると、中国共産党と中国軍はTikTokを、政治的影響工作と軍事行動支援のための戦略的ツールの一つとみなしている。
 この報告書は2人の元軍事・情報専門家が作成したもので、米国の若者がTikTokを継続的に使用することで、「中国中心の世界観を支持するように米国のナラティブ(物語)を微妙に変化させる」よう中国によって仕向けられていると警告している。 →続き