米国内


バイデン大統領、未使用のコロナ対策費を住宅価格対策にも充てる

(2022年7月31日)
 財務省は水曜日、住宅価格が全国で急騰しているのを受けて、コロナ関連支援に充てられていた3500億ドルを、州と地方政府が割安住宅の建築支援に充当できる新たなガイドラインを発表した。
 この新ルールによれば、州と地方政府は「アメリカ救済計画」の1.9兆ドルの資金を活用できる。「救済計画」はバイデン大統領が2021年3月に署名し、非営利事業者による住宅建設の長期ローンに充てられるものだ。 →続き

バイデン氏、気候変動に関する大統領令 非常事態には遠く及ばず

(2022年7月28日)
 バイデン大統領は20日、気候変動に対処するための大統領令を発表したが、さまざまな追加権限を可能にする国家非常事態を宣言するという民主党議員からの呼びかけには耳を貸さなかった。
 バイデン氏は閉鎖されたマサチューセッツ州の発電所で、今後クリーンエネルギーとして使用されることになる、メキシコ湾と大西洋岸南部での風力エネルギーの使用の可能性を拡大するための措置を講じると述べた。また、低所得者層へのエネルギーコスト支援や、自然災害に対する地域社会の備えを支援するための比較的小さな措置も含まれている。 →続き

デマゴーグ、バイデン大統領

(2022年7月21日)
 最高裁判所が遅ればせながら、お粗末な1973年のロー対ウェイド判決を覆した翌日から2週間たった先週の金曜日、バイデン大統領は、ホワイトハウスのルーズベルト・ルームでテレビカメラの前を歩き回りながら、妊娠中絶に賛成の過激派に迎合する姿勢を鮮明にした。彼らは今や、この問題に関する民主党の政策をはっきりと文字にしている。
 なぜ、ルーズベルト・ルームなのか。おそらく、バイデン氏は、自らを、ラフ・ライダー(注)の再来と妄想したからだ。「選択する権利」の救援に駆け付けたつもりなのだろう。このフレーズを、彼は、発言の中で3回使っている――もっとも、「選択する」という動詞は、「妊娠中絶」という直接目的語に決して結び付いていなかった(それは、以→続き

米民主党は新しい大統領候補を望んでいる

(2022年7月19日)
 今週、バイデン氏の大統領職は事実上終わりを告げるかもしれない。
 リベラルなニューヨーク・タイムズ紙が11日に公表した世論調査結果によると、民主党支持者の3分の2近くが、バイデン氏以外なら誰でもいいから他の人に2024年の同党大統領候補として出馬してほしいと考えていることが分かった。 →続き

反中絶団体に超音波検査機、福音派が設置を推進

(2022年7月18日)
 キリスト教福音派の団体は、キリスト教徒が運営する妊娠リソースセンターに、高度な超音波検査機を提供する取り組みを強化することを明らかにした。センターは、全米に2700カ所以上あり、妊娠をめぐる問題について女性にカウンセリングを行っている。
 検査機の価格は1台3万~4万ドル。プロライフ(中絶反対派)によると、この検査によって人工中絶を決心していた女性が中絶を思いとどまるケースがよくあるという。 →続き

先住民の居留地を中絶に使わせるな

(2022年7月15日)
 最高裁判所がロー対ウェイド判決を事実上覆す直前、25人の民主党上院議員は、バイデン大統領に「妊娠中絶を受けやすくするために連邦の資産と資金を使用するよう」促す書簡に署名した。
 この書簡は、米先住民の居留地を中絶クリニックの安全な避難所として使用するという考えを明確には述べていないが、オクラホマ州の先住民自治政府「チェロキー・ネーション」に属するオクラホマ州知事(共和党)ケビン・スティット氏は、FOXニュースに先月、先住民族はそうするかもしれないと語った。 →続き

聖書への信頼低下、「神の言葉」と考える人20%

(2022年7月12日)
 米国民の聖書に対する信頼がかつてないほど下がっている。調査会社ギャラップが6日、明らかにしたところによると、聖書は文字通りの神の言葉と考える人はわずか20%に低下した。
 ギャラップによると、29%が、聖書は「寓話(ぐうわ)、伝説、歴史、道徳的教えであり、人が記録したもの」と考えている。聖書が神の言葉と信じる人が、そうでない人を下回るのは初めて。 →続き