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「秩序」確立し中国封じ込め AUKUS(オーカス)

(2021年11月21日)
 アーサー・シノディノス駐米オーストラリア大使は、9月に発足した米英豪の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」について、豪州の原潜建造支援など兵器をめぐる合意にとどまるものではなく、「ルールに基づく秩序」を確立し、中国を封じ込めることが目的だと強調。国防費の国内総生産(GDP)比2・5%への増額を目指していることを明確にした。→続き

中露、米弱体化へコロナ偽情報を悪用-シンクタンク報告書

(2021年11月20日)
 シンクタンク、ランド研究所が15日に発表した報告書によると、中国とロシアは、米国を弱体化させ、世界中で中国とロシアが描いたシナリオを推進する目的で、新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)に関する偽情報を広めたという。  
 報告書によると、偽情報は「立証された真実」をめぐる激しい論争を招いた。報告書はこれを「真実の崩壊」と呼んでいる。それによって、一般に事実や分析とされていることへの疑念が深まった。   →続き

IRS増員は、富裕層の税金逃れを促進するだけ-専門家が警告

(2021年11月18日)
 バイデン大統領が提案している増税と8万人以上の内国歳入庁(IRS)職員の増員計画は、超富裕層が公平な負担を回避するのを助ける結果になる可能性があるとの分析結果が発表された。
 リバタリアン(自由至上主義者)系のケイトー研究所は11日、民主党が1兆7500億ドルの社会福祉・気候変動法案の中で提唱している増税と控除の新システムは、税制を複雑にし、執行を困難にすると指摘した。 →続き

当てにならない「すぐに着工できる仕事」

(2021年11月17日)
 民主党は、13人の共和党員の助けを借りて先週、1.2兆㌦のいわゆるインフラ法案を可決した。バイデン政権は、これによって、来年の春には「すぐに着工できる仕事(シャベル・レディー・ジョブズ)」(オバマ大統領が2009年3月に使った)プロジェクトによる雇用創出が可能になると約束している。→続き

中国の「要求リスト」拒否、バイデン米政権の強硬姿勢は変わらず

(2021年11月17日)
 中国政府が、米国との関係改善の前提条件として、二つのリストをバイデン政権に提出していたが、バイデン政権がこれを拒否していたことが明らかになった。米国の対中強硬姿勢の軟化を期待したものだが、空振りに終わった格好だ。
 このリストは、シャーマン国務副長官が7月26日に中国・天津で中国当局者らと会談した際に渡された。リストには、関係改善前に正すべき米国の16の「誤った」政策と10の「懸念」が記されている。 →続き

「私人」が国境を維持する

(2021年11月16日)
 現在進行中の米南部の国境にまつわる未解決の課題について、分かりやすく示唆に富む指摘がなされた。
 超党派の研究機関、移民研究センターのディレクター、マーク・クリコリアン氏とのポッドキャストでの対談で、ラッセル・ジョンソンさんは「民間人が国境線を守る義務があるはずがない」と訴えた。 →続き

バイデン氏のインフラ整備は労働力不足と供給網の問題に直面する

(2021年11月15日)
 バイデン大統領の1.2兆ドルの超党派インフラ整備法案は、サプライチェーン(供給網)の寸断と労働力不足のため、実施が大幅に遅れるとみられている。
 アナリストらは、主要な高速道路、橋、港湾プロジェクトに取り掛かるのは、建築資材の不足、資材価格の高騰、技術者から土木作業員まで労働者の不足などの問題があり困難だと指摘している。 →続き