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ハリス氏、移民急増は「一夜では解決しない」

(2021年5月2日)
 カマラ・ハリス副大統領は25日、支援と外交を組み合わせることが移民急増の抑制につながるとの見方を明らかにしたが、短時間で効果を上げることは難しいとし、中米諸国からの米南部国境への人の流れは、「一夜では止められない」と述べた。
 バイデン大統領は、政権にとって初めての目に見える形での困難な課題となった移民急増への対処をハリス氏に任せた。ホワイトハウスは、移民の増加はこれまでにもあったと主張するが、移民の中には、バイデン氏による政策の転換が原因だと主張する者もいる。 →続き

バイデン大統領、アルメニア人に対する過去の大量虐殺を認識、トルコ政府による怒りは必至

(2021年5月1日)
 バイデン米大統領は、第一次世界大戦中のアルメニア人の殺害をジェノサイド(民族大量虐殺)と呼んだが、これは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコを怒らせる前例のない認定だ。
 バイデン氏は、アルメニア追悼記念日の声明で「米国人は、106年前の今日始まったジェノサイドで亡くなったすべてのアルメニア人を敬う」と述べた。「われわれは大虐殺の犠牲者に敬意を表し、この恐怖の出来事が歴史に埋もれることがないようにする。そして、あらゆる形態の憎悪による有害な影響に対して常に警戒し続けるため、このことを銘記する」 →続き

中国、何百人もの米科学者に不正に圧力

(2021年4月30日)
 米連邦政府の資金提供を受けていた科学者500人以上が、中国などから不正に圧力を受けていたとして調査を受けていることを、国立衛生研究所(NIH)が22日、明らかにした。
 NIH当局者は上院委員会で、中国が米国人研究者を買収し、生物医学の発展への貢献が期待できる知的財産を盗み出そうしているとして、現状の把握に取り組んでいると指摘した。 →続き

バイデン大統領、初の外遊で英・ベルギー訪問へ

(2021年4月29日)
 バイデン大統領は6月に最初の海外訪問を行い、英国とベルギーを訪れる。
 ホワイトハウスが23日に発表したところによると、訪問の主要目的は、「同盟を復活させ、欧米間の関係を再活性化させ、同盟国とパートナー国と密接に協力して、世界的な課題に対処し、米国の国益を守る」ことにある。 →続き

中国、米との生物兵器会合を中止、高まる開発への疑惑

(2021年4月28日)
 中国が昨年、生物兵器開発の懸念をめぐる米当局者との会合を中止していたことが、兵器開発に関する合意順守をめぐる米国務省の年次報告で明らかになった。  
 会合は、新型コロナウイルスの流行を受けてオンラインで実施される予定だったが、中国側の「技術的理由」から「延期」された。技術的理由の具体的な内容は明らかにしていない。   →続き