政治


再選見据え、政権移行の準備進めるトランプ陣営

(2023年9月19日)
 ドナルド・トランプ氏の2024年大統領選への選挙戦は、よく整えられ、急派しのぎで、的外れの作戦を展開してきたこれまでの選挙戦とは大違いだ。
 トランプ氏の選挙戦の体制がより専門的となり、盟友らが大統領の交代に向けた準備に奔走しているため、指名を獲得し、ホワイトハウスに戻ったとしても、混乱を招くことなく政権交代ができる準備は整っている。 →続き

トランプ氏の被選挙権剥奪訴訟は最高裁まで行く可能性

(2023年9月17日)
 法廷ウオッチャーたちによると、ドナルド・トランプ前米大統領を2024年の投票対象から排除しようとする争いは、最高裁まで行く可能性がある。判事が政治的争いに巻き込まれた場合、どのような判決を下すかは不透明だ。
 米各地で起こされた幾つかの訴訟で、トランプ氏の被選挙権を剥奪すべきとの主張が繰り広げられている。特に反トランプ派が憲法修正第14条3項に基づき同氏を投票対象から外すことに成功した場合、最高裁はこの種の訴訟に注目することになるだろう。 →続き

バイデン氏がダメな場合は誰?

(2023年9月13日)
 バイデン大統領が2024年の再選出馬を断念した場合、どうなるのだろうかとすでに一部の人々は考え始めている。政治的に重要な選挙の年がすぐそこだ。
 政治ニュースサイトElectionCentral.comの創設者兼編集長のネイト・アシュワース氏は「2024年にジョー・バイデンが落選したら、誰が後任になるのか? いい質問だ。今のところ、カマラ・ハリス副大統領でさえ、正当な後継者であるにもかかわらず、その答えを知らないようだ」と書いている。 →続き

ペンス氏、来年の予備選は保守対トランプ・ポピュリズムの戦い

(2023年9月12日)
 マイク・ペンス前副大統領は6日、2024年の共和党大統領候補指名争いを、トランプに触発され、国家と党を「破滅への道」に追い込む政治的ポピュリズムから、保守的な考え方や思想を救う最後のチャンスと位置づけていることを明らかにした。
 ペンス氏は、1964年の共和党大会でのロナルド・レーガン氏の演説を引用し、党にとって「選択の時」だと述べた。 →続き

米共和党討論会で注目のラマスワミ氏、他候補たちの批判の的に

(2023年9月10日)
 初の米共和党大統領候補者討論会で若手実業家のビベク・ラマスワミ氏が注目をさらったことを受け、今度は同氏が鋭く激しい批判の矢面に立たされるようになった。
 トランプ前大統領のような常識にとらわれない言動とミレニアル世代のスタイルを併せ持つラマスワミ氏は、有権者を引き付ける一方で、他の候補者たちから世間知らずで危なっかしい人物というレッテルを貼られるなど批判を浴びている。 →続き

民主、オバマ夫人に高まる期待 バイデン氏に不安-米大統領選

(2023年9月7日)
 オバマ元大統領のミシェル夫人の名前が、2024年大統領選のバイデン大統領に代わる民主党候補として、一部の民主党議員のウィッシュリストに載り続けている。保守派によれば、このような異常事態の一因は、バイデン大統領の息子ハンター氏の捜査によって、選挙前にバイデン家の資金疑惑を巡ってさらに不利な情報が明らかになるのではないかとリベラル派やメディアが懸念していることだという。
 世論調査では、民主党有権者の少なくとも半数がバイデン氏の2期目出馬を望んでいない。バイデン氏は80歳で、すでに米国史上最高齢の大統領だ。息子の海外でのビジネスを通じて、バイデン氏が影響力を行使したのではないかという疑惑が次々に浮上し、不満は依然として強い。 →続き

トランプ・パラドックス 起訴されても支持拡大

(2023年9月1日)
 トランプ前大統領はリスクを恐れていないように見える。それが逆に有利に働いているという指摘もある。
 ElectionCentral.comの創設者で編集長のネイト・アシュワース氏は、「たいていの候補者は、全国放送の討論会の出席を拒否したり、被告人写真を全国に公開したりするようなリスキーな行動に出れば、支持率は下がる。これはトランプ前大統領には当てはまらない」と指摘した。 →続き