航空宇宙・防衛


エネルギーを大量に消費するデータセンターは、米国経済の基盤となりつつあり、信頼性の高い電力供給と効率的なインフラ整備が、国際競争力にとって極めて重要となっている。(写真:マット・ガッシュ Shutterstock.com)

宇宙にデータセンター? AI活用拡大で現実味

(2026年4月27日)
 【コロラドスプリングズ(米コロラド州)】宇宙、さらには月面に設置されるデータセンターが、米国の国家安全保障にとって極めて重要な存在になる可能性がある。
 ほんの数年前まで、こうした主張はSFの域を出ないようにも聞こえた。しかし軍関係者や防衛企業の幹部らは、地上で起きているさまざまな要因、特に草の根レベルの政治的反発が、現在の人工知能(AI)モデルや先端技術を支える巨大データセンターの新設を大幅に遅らせる可能性があるとみている。 →続き

国防総省、42%増の240兆円要求へ 国防産業強化と軍事的優位確保

(2026年4月23日)
 米国防総省は20日、2027会計年度の1兆5000億ドル規模の国防予算要求について詳細を明らかにし、当局者はこれを米軍への「世代的投資」と位置付けた。
 国防総省の会計責任者代行ジュールズ・ハースト氏は、前年に比べ42%の増額になると説明した。国防総省での記者会見で同氏は、主要兵器システムの生産拡大やサプライチェーン(供給網)強化を通じて「国防産業基盤を加速的に強化する」と述べた。 →続き

米、月面原発は「宇宙での優位性」確保に不可欠

(2026年4月16日)
 【コロラドスプリングズ(コロラド州)】中国やロシアに先んじて、原子炉を含む恒久的な月面基地を確立することが重要だ――。トランプ政権の高官が14日、主要な宇宙会議で強調した。
 当局者らによると、「アルテミス2」計画の月周回ミッションを成功させたことで、米国は国家安全保障上の重要課題である宇宙支配を巡り、競合国に対して優位に立った。トランプ政権は、深宇宙探査と長期的な月面滞在を支える技術開発に向け、政府全体で取り組む方針を示している。 →続き

イラン攻撃で兵器備蓄が減少 低コスト弾薬の開発急ぐ米

(2026年3月27日)
 米国防総省幹部は24日、米国がイラン攻撃で使用している1発何百万ドルにも上るミサイルに代わる低コスト兵器の開発に取り組んでいるものの、実用化までなお数年を要すると述べた。これにより米軍は依然として高価な弾薬に依存せざるを得ず、備蓄の不足が深刻化している。
 米国とイスラエルによる対イラン作戦では、短時間、低コストで補充できない複雑な兵器が大量に消費されている。軍当局者は上院軍事委員会で、より安価な弾薬は長期的には視野に入っているものの、国防総省の需要増に対応するための産業基盤の拡大には時間が必要だと説明した。 →続き

北極戦線―氷点下の戦い(2/2) 極寒で精鋭特殊部隊が直面した難題

(2026年3月24日)
 【フォートグリーリー(米アラスカ州)】暖かい航空機内から氷点下の世界へ飛び出す。それは、第10特殊部隊群のフリーフォール(自由落下)部隊にかつてない難題を突きつけた。
 過去の降下の試みでは、暖房の効いた機内から高度1万3000フィート(約4000メートル)の華氏マイナス35度(摂氏マイナス37.2度)を超える極寒への急激な温度変化により、パラシュートシステムや電子機器が次々と故障した。この精鋭部隊がその後1週間で得た教訓によって、酷寒でもできるはずと思われていた前提は完全に覆された。 →続き

北極戦線―氷点下の戦い(1/2) マイナス40度ではあらゆるもの、兵士さえ壊れる

(2026年3月22日)
 【フェアバンクス(米アラスカ州)】気温が華氏マイナス20度(摂氏約マイナス29度)まで下がると、多くのものが機能不全に陥り始める。
 米国防総省は、こうした極寒の環境でも機能し、優れた性能を発揮できる新技術の開発に数十億ドルを投じている。将来の北極圏での戦闘を視野に入れた取り組みであり、ロシアと中国という競合相手との北極圏での能力の格差を埋めることが目的だ。 →続き

米、宇宙兵器の構築急ぐ 軌道上の支配確立へ中露に対抗

(2026年2月15日)
 米宇宙軍は、将来の軌道上の紛争で中国やロシアに対する米国の優位を再確立することを狙ったトランプ政権の新方針の下、対宇宙兵器の配備を加速している。
 宇宙軍は3種類の電波妨害装置(ジャマー)を配備し、衛星破壊兵器などの高度な宇宙戦能力を持つ中国、ロシアに追いつこうとしている。 →続き