航空宇宙・防衛


中国軍、「脳制御」兵器を研究 意識支配し「戦わずに勝つ」

(2022年1月1日)
 米商務省は、「脳を制御する」兵器に関連する研究に関わったとして今月中旬、中国の研究所「軍事医療科学アカデミー」と傘下の11機関に制裁を科したが、2019年に中国軍から、脳科学を利用した兵器の開発をめぐる報告書が出されていたことが明らかになった。→続き

増強進む中国海軍 揚陸艦配備で遠征能力向上、艦艇460隻に -米年次報告

(2021年11月11日)
 米国防総省がこのほど公表した中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書によると、すでに世界最多の艦艇を保有する中国人民解放軍海軍(PLAN)は、2030年までに保有艦艇数を、460隻まで増加させ、米軍を大幅に上回ると予測している。
 現在のPLANの保有艦艇数は355隻。一方の米海軍は296隻だが、遠方にまで戦力投射が可能な空母を11隻保有するなど、戦略的優位を保っている。 →続き

本紙独占:極超音速兵器なども急速に 米軍中将が中国増強に警鐘

(2021年11月5日)
 中国軍は依然として、米国の予想を超える速度で軍備増強を進めている――米空軍参謀本部のクリントン・ヒノテ戦略・統合・調達部長(中将)はワシントン・タイムズとのインタビューで、極超音速兵器など中国軍の軍事力強化に警鐘を鳴らした。
 ヒノテ氏は、「情報機関では、これまで、これほどまでに米国の予測を上回り続けた国はかつてないとされている。ソ連も、北朝鮮も、イランもだ」と指摘。「中国は、経済力を生かして軍事力の強化で成果を挙げており、(8月に実施された)極超音速兵器の試射がその一例だ」と強調した。 →続き

中国が衛星破壊兵器打ち上げか 宇宙ゴミ除去と主張

(2021年10月28日)
 中国は、宇宙を新たな主戦場として、衛星破壊兵器(ASAT)など宇宙兵器の開発を進めている。「宇宙デブリ(ごみ)」除去のためとして新たな人工衛星を打ち上げたが、専門家らは、敵対国の衛星を捕獲、破壊する能力を持っているとみて、警戒を呼び掛けている。
 国営企業、中国航天科技集団は、24日に打ち上げられた「実践21号」の任務は「宇宙デブリを削減し、無害化するための技術の実証実験」としている。 →続き

本紙独占:宇宙で高まる中国の脅威、宇宙軍の幹部が警告

(2021年10月26日)
 中国は宇宙空間での最強の軍隊として米軍を出し抜く危険性がある - 設立して二年目の米国宇宙軍の副司令官は警告した。そして米国が未来戦の領域でも優位を保ちたいなら、米政府はカギとなる新鋭技術を大胆に展開するべきだ、と主張した。
 宇宙作戦本部副指令のデビッド・トンプソン将軍は朗報として、国防総省の傘下に近年設立された同軍が、米国の衛星を攻撃する中国の急速な能力向上に対抗するために、そのカギの能力を早く展開する構えを明示している、と明かした。 →続き

米軍、新たな脅威への対抗で苦戦―シンクタンク報告

(2021年10月23日)
 米軍は、与えられた仕事をこなすには規模が小さ過ぎるし、20年にわたるイラクやアフガニスタンでの戦闘で消耗した装備が負担になっている。  
 米軍は、単一の大規模な地域紛争の要求には恐らく応えられるが、複合的な敵との多面的な戦争を戦うのは難しい。   →続き