航空宇宙・防衛


ホワイトハウスは、ロシアがイランに戦闘機を提供することを懸念

(2023年3月1日)
 米ホワイトハウスは24日、ロシアが軍事同盟の拡大の一環として、イランに戦闘機を送ることを検討していると発表した。イランは、ロシアに火砲や戦車の砲弾を供与し、ウクライナ侵攻を支援している。
 国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に対し、イランが11月にロシアに武器を輸送し、それと引き換えにロシアはミサイルや電子機器、戦闘機など「前例のない防衛協力」を申し出ていると述べた。 →続き

米国防総省、ウクライナへの武器増産を促す

(2023年2月24日)
 一年前にロシアが侵攻して以来、米国はウクライナに約300億ドル相当の軍事支援を進めてきた。ペンタゴン(国防総省)の当局者は、国内の防衛産業に更なる増産を呼びかけている。
 クリスティン・ヴォルムス陸軍長官は木曜日の記者団とのブリーフィングの際に、最近訪れたペンシルベニア州スクラントンにある陸軍兵器廠について、作業員たちが155mm砲弾を製造していることに触れた。 →続き

中国のミサイルに備えパラオに新レーダー、グアム防衛強化へ

(2023年1月11日)
 米国防総省は、南太平洋への新レーダーシステムの配備に取り組んでいる。米軍の主要拠点の一つ、米領グアムへの中国からのミサイル攻撃に備えるためだ。
 国防総省は昨年12月下旬、広域をカバーできる超水平線レーダーのパラオへの配備計画を発表した。1億1800万ドルを投じて、強化コンクリートでレーダーの基礎を設置する。 →続き

NASA長官、中国の月開発警戒

(2023年1月7日)
 米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官は、中国が月に宇宙飛行士を送ろうとしていることについて、月の領有を主張するようになる可能性があると警告した。
 元宇宙飛行士でフロリダ州選出の元上院議員のネルソン氏は、「宇宙開発を競っていることは確かだ。中国が、科学調査の名目で月の土地を手に入れないよう注意すべきだ。『侵入するな。ここはわれわれの土地だ』と言いだすことは間違いない」と述べた。 →続き

議会、バイデン政権の核削減を拒否

(2022年12月12日)
 議会は、6日に公表された2023年度国防権限法案で、米軍幹部らが開発を支持している二つの核兵器、海洋発射核巡航ミサイル(SLCM-N)とB83重力爆弾の開発を中止しようとするバイデン政権の取り組みを拒否した。
 法案の一部では、中国、ロシア、北朝鮮からの核の脅威の抑止について、国防総省が議会に報告することが義務付けられている。また、軍がSLCM-Nの配備計画を議会に提出するよう求めている。SLCM-Nは、法案でW80-4弾頭の派生型とされている低出力弾頭を搭載する。弾頭の出力は、5㌔㌧から150㌔㌧まで、柔軟に設定できる。 →続き

米軍無人機の呼称に変化 ポリコレを考慮か

(2022年12月3日)
 国防総省は今後、(性別などによる差別を避ける)ポリティカル・コレクトネスを考慮して、無人機などの自律型兵器に「unmanned(無人)」の代わりに「uncrewed(無人)」という用語を使用する。国防総省が公表した中国軍に関する議会への最新年次報告でこの変更が明らかになった。
 この変更により影響を受けるのは、略語の多い軍の専門用語のうち、UAS(無人=unmanned=航空システム)、UAV(無人=unmanned=機)、UCAV(無人=unmanned=戦闘攻撃機)の三つ。 →続き