ポリシー


米海軍、自然との終わりのない戦い

(2022年8月27日)
 国防総省は、中国を主要な「ペーシングスレット(米国の安全保障政策を左右する主要な脅威)」、ロシアを世界への主要な脅威と呼ぶが、米海軍は、それ以上に恐るべき、深刻な、内側からの脅威に直面しているようだ。それはさびだ。
 米海軍は、鉄の船体に、酸素と海水が合わさって発生した醜い、赤茶色の筋や斑点との終わりのない戦いを続けている。膨大な人力と資金がこの腐食との戦いに投じられているが、残念ながらさびが優勢とみられている。 →続き

バイデン氏の学生ローン帳消しで3000億ドル以上損失-調査

(2022年8月25日)
 23日に発表された調査報告によると、バイデン大統領が選挙を控え打ち出した学生ローンの債務を帳消しにするという計画で、財務省は少なくとも3290億ドルの損失を被り、ほとんどが裕福な納税者に恩恵をもたらすという。
 ペンワートン・バジェット・モデルによると、バイデン氏が今週中にも、年収12万5000ドルまでの家庭に対して、一人当たり1万ドルの学生ローンを免除することを承認する可能性があり、これによって連邦政府は10年間で3297億ドルの収入減となる。 →続き

IRSによる職員雇用問題

(2022年8月24日)
 「インフレ低減法」が上院を通過する少し前に、2000人以上を対象にした世論調査が行われた。米内国歳入庁(IRS)に8万7000人近くの職員増員の権限を与えるという同法について、ほぼ半数(45%)が、深刻な懸念を表明した。
 大統領の報道官であり、財務長官でもあるジャネット・イエレン女史は、民主党議員らの心配も気に掛けず、国民に、新職員は全員、行政事務担当者だと力説した。中流・労働者階級の納税者へのランダムな監査を担当することになるという非難が起きたが、それは、共和党の偏った解釈だと一蹴された。 →続き

サメの襲撃増加はいい兆候

(2022年8月22日)
 この夏、ロングアイランド沖からフロリダ州のビーチにかけて、人がサメに襲われる事例が何件も発生し、動揺が生じている。しかし、海洋生物学者らは、これらの生物が海岸近くで増えていることは、環境保護活動が奏功している証拠だと指摘している。
 きれいな湾、入り江、ビーチは、人にとって魅力的だが、サメなど肉食生物の主要な食料となる魚などの生物にとってもすみやすい。エサがビーチの近くにあれば、サメもついていき、そのため、統計的に見ればごくまれだが、遭遇する危険性も高まる。 →続き

マンチン議員、増税・気候変動関連の民主党歳出案支持に転換

(2022年7月30日)
 民主党の上院議員ジョー・マンチン3世は水曜日、同党のチャールズ・E・シューマー院内総務との間で、税の引き上げや、気候変動・保健関連支出についての同党路線に合意したと発表した。
 両者の会談は数週間前に頓挫したと見られていた。マンチン上院議員はウェストバージニアという、石炭・天然ガスを産出する州を代表しており、数ヶ月におよぶ話し合いの後も、インフレ懸念の高まりから、民主党案の気候・エネルギー関連内容を支持できないと繰り返してきたからだ。 →続き

バイデン氏、気候変動に関する大統領令 非常事態には遠く及ばず

(2022年7月28日)
 バイデン大統領は20日、気候変動に対処するための大統領令を発表したが、さまざまな追加権限を可能にする国家非常事態を宣言するという民主党議員からの呼びかけには耳を貸さなかった。
 バイデン氏は閉鎖されたマサチューセッツ州の発電所で、今後クリーンエネルギーとして使用されることになる、メキシコ湾と大西洋岸南部での風力エネルギーの使用の可能性を拡大するための措置を講じると述べた。また、低所得者層へのエネルギーコスト支援や、自然災害に対する地域社会の備えを支援するための比較的小さな措置も含まれている。 →続き

上院国防法案、軍内の過激派捜索の終了を要求

(2022年7月26日)
 上院議員らは、2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件後に作られた、白人国家主義者ら過激派を軍から排除するプログラムを軍が終了させることを望んでいる。
 上院の年次国防政策法案に付随する報告書に、この取り組みの終了を求める文言が含まれており、軍内にわずかしかいない過激派を探し出すために何十万ドル、何百万時間も費やしているという国防総省の分析が引用されている。 →続き