弾劾裁判、バイデン親子の証言も
(2019年10月8日)
By Stephen Dinan – The Washington Times – Monday, October 7, 2019
上院でトランプ大統領の弾劾裁判が始まれば、バイデン前副大統領と息子のハンター氏が、証言を強いられる可能性がある。議会スタッフはこう指摘したうえで、民主党が、弾劾について十分に検討したうえで調査を進めているのかどうかに疑問を呈した。
弾劾の専門家によると、弾劾裁判になればバイデン氏は、選挙戦の重要な時期にワシントンにいなければならなくなり、対立候補者らの多くもそうなる可能性が出てくる。立候補者のうち6人は上院議員だ。
議会スタッフらによると、下院が特別検察官のロシア疑惑捜査に基づく容疑でトランプ氏を弾劾することになれば、解雇された連邦捜査局(FBI)の捜査官ピーター・ストラック、オバマ政権の重要人物らの証言につながる可能性がある。
トランプ氏は、これらの証言すべてに臨むことも可能だ。専門家らによると、トランプ氏が証人らと対決することを求めれば、拒否することは困難だという。
あるスタッフはワシントン・タイムズに対し、「民主党がこれらの点を考慮したとは思えない」と述べた。
民主党は下院で、弾劾手続きを主導する。下院では過半数で弾劾訴追が承認される。これは事実上の政治的な起訴に当たる。
ナンシー・ペロシ下院議長は、弾劾手続きを進めるかどうかについて決定していないと言っているが、議長とその取り巻きを見ると、弾劾に向かって急速に進んでいるように見える。下院が承認すれば、上院へと送られ、弾劾裁判が行われる。上院議員が陪審員となり、3分の2以上で有罪が宣告され、大統領は罷免される。
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