五輪初のトランスジェンダー選手出場、「公正な競争奪う」/女性人権団体が激しく反発
(2021年6月23日)

五輪史上初のトランスジェンダー選手の東京五輪出場が決まったことが、波紋を呼んでいる。女性の権利擁護団体からは「女性選手から安全、機会、公正な競争」を奪うものだとして激しい反発の声が上がっている。
この選手はニュージーランドの重量挙げ87㌔超級、ローレル・ハバード選手(43)。男性として生まれたが、35歳で性別適合手術を受け、女性重量挙げ選手として活動している。適合手術後から頭角を現し始め、国際大会でも上位を占めている。弁護士で、国際重量挙げ連盟(IWF)の技術職員マーク・ハウス氏は、スポーツニュースサイト「インサイド・ザ・ゲームズ」でハバード選手について「適合手術前は、才能はあったが世界レベルの選手ではなかった」と指摘、出場辞退を求めた。
女性団体「女子スポーツを守れ」のベス・ステルツァー会長は「女子競技への男性の参加を認めることは、恥ずべきことであり、女性スポーツを愚弄(ぐろう)するもの」と強く非難。
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