民主党員らの分断を招くディベート
(2019年12月2日)
By THE WASHINGTON TIMES – – Thursday, November 21, 2019
2020年の米大統領選に向けた民主党の大統領候補者らによる討論会はすでに4回行われたが、そのいずれにおいてもそうであったように、提案されている国の健康・医療管理および医療保険制度を担おうとする「メディケア・フォー・オール」(国民全員を対象とする無料の医療保険制度、以後、“国民皆保険”)問題が、水曜日の夜、アトランタで行われた5回目の直接対決で熱い論戦が交わされた。
マサチューセッツ州のエリザベス・ウォーレンとバーモント州のバーニー・サンダース両上院議員は、民間保険の廃止や、全米国人を、10年にわたって、びっくり仰天の概算52兆ドルの値札の付いた画一的連邦運営によるプランを強制する、危険で、見当違いのプランを推進し続けている。
ジョー・バイデン前副大統領は、1億6000万人が民間医療保険に入っていて、彼らは、自分たちの民間医療保険を気に入っていると言っていたのだが、その1億6000万人の米国人を、ウォーレン夫人やサンダース氏は、慇懃(いんぎん)無礼に切り捨てたのだ。「人々がそれに触れて、味わい、それと共に生きてみるチャンスを得て初めて、私たち皆は国民皆保険を欲しくなるのだ」と、ウォーレン夫人は偉そうに予告した。言い換えると、医療制度というひまし油は、米国人の喉に押し込めば、最後には、口に合うと分かるだろうということなのだ。
サンダース氏は・・・
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