宗教施設での銃撃死亡事件が2500%増加
(2020年1月8日)
By Jeff Mordock – The Washington Times – Tuesday, December 31, 2019
1999年以降、宗教施設に対する死者を伴う攻撃が2500%増加、宗教指導者らは、聖域を汚すことなく守る道を模索している。
キリスト教会の警備コンサルタントらは、暴力の増加には複数の要因があると指摘する。銃撃事件、宗教を標的とした憎悪犯罪が増加し、対立が宗教施設にまで及び、世俗主義が拡大している、これらすべてが原因だという。
教会の警備員の訓練を行っている「ウオッチマンズ・アカデミー」のスティーブ・パディン所長は、「一世代前ほど宗教施設に敬意が払われていない。社会の世俗化が、これらの攻撃と関係があると言っていいと思っている」と述べた。このような傾向は今後も続くとみられている。パディン氏は「出口は見えない」と述べた。
教会、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)、モスク(イスラム教礼拝所)が攻撃されるたびに、警備の強化の必要性が叫ばれる。先週、2度の大変な事件が起きた際も同様のことが起きた。昨年12月28日、ユダヤ教の祭りハヌカの祝いが行われていたニューヨークのラビ(ユダヤ教指導者)の自宅で、5人が刺される事件が起きた。翌日には、テキサス州の教会で1人の男に銃撃されて2人が死亡した。
宗教施設への攻撃を監視している警備コンサルタントのカール・チン氏がまとめた最新のデータによると、・・・
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