中道派のブティジェッジ、政策は左派の王道
(2020年2月16日)

ピート・ブティジェッジ氏は、中道リベラル派として民主党大統領選候補の有力候補に浮上した。しかし、同氏の政策はほとんど無制限の中絶権やバラク・オバマ元大統領ですら赤面するほどの支出計画を含んでおり、必ずしも中道路線と言えるものではない。
ブティジェッジ氏は、軍隊仕様のライフルの没収は行き過ぎだと主張した。しかしその一方ですべての銃器所有を許可制とすることを主張しており、銃器所持賛成派はこれを没収への第一歩と見ている。
ブティジェッジ氏はまた、急進左派の「メディケア・フォー・オール」のような政府による健康保険の支配までは至らないが、公的医療保険の導入を提案しており、陣営はそれが単一支払人制度への道を開くものであることを認めている。
ブティジェッジ氏は連邦政府の財政赤字問題に取り組むことについて語るが、一部のアナリストが経済成長を鈍化すると警告する富裕層への増税や炭素税の導入などリベラルな政策を提案している。
ブティジェッジ氏は、不法入国者を非犯罪化することは、行き過ぎだと述べた。代わりに、・・・ (残り3730文字)
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