新型コロナ治療で抗マラリア薬に脚光
(2020年4月5日)

マラリア治療薬として65年前から使用されている薬が急に、世界で論争の焦点になった。新型コロナウイルス(COVID―19)とトランプ大統領がその原因だ。
米食品医薬品局(FDA)が、クロロキンと、クロロキンを基に作られたヒドロキシクロロキンをCOVID―19治療薬として承認して以降、ソーシャルメディアでは、副作用で死に至る可能性があるという警告が投稿されている。
トランプ氏批判で知られる医師のユージーン・グ氏は「人間はモルモットではない。私たち医師は『まず、害を及ぼしてはならない』と厳粛に誓った。つまり、副作用で死に至る可能性があり、新型コロナに対する効果が実証されておらず、臨床実験でのエビデンスがない薬を試験的に使用することはないということだ」と主張した。・・・ (残り1271文字)
↓ ↓ ↓
→ログイン(定期購読会員として)して全文を読む
※全文をご覧になるには、定期購読会員(個人、法人)、か年間購読会員になる必要があります。