今、北朝鮮のコロナウイルス感染状況はどのようになっているか
(2020年4月22日)
By Guy Taylor – The Washington Times – Tuesday, April 14, 2020
北朝鮮による14日のミサイル発射は、先月から続く一連の挑発行為の中で最新のものとなった。世界中に感染が拡大するコロナウイルスが孤立した北朝鮮にどう影響を及ぼすか不透明な中、先月、同国は一か月間で過去最多のミサイルを発射した。
専門家は、北朝鮮で人道上の危機が高まる中、金正恩朝鮮労働党委員長が抑圧を強めるのではないかと懸念している。同国は、新型コロナウイルスの感染者の存在をまだ認めていない。逆に、正恩氏は実際にウイルスの感染を阻止し、各国が対応に追われる中、付け入る機会を狙っているともみられている。
新型コロナウイルスは近隣の中国から発生し、アジアを含め世界各地にも広がっているが、北朝鮮は国内感染者がゼロだと主張。米当局はこれに異議を唱えている。こうした不透明性が、一連のミサイル実験についての分析を一層困難にしている。
韓国軍当局者によると、14日の実験は地上と戦闘機の両方から発射されたもので、少なくとも一部の飛翔体は巡航ミサイルである可能性が高い。
地上発射ミサイルは、・・・
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