抗議デモを許容した政治家の信頼揺らぐ
(2020年7月17日)
By Valerie Richardson – The Washington Times – Wednesday, July 8, 2020
シアトル市当局は数百人のデモ隊がカル・アンダーソン公園を含むキャピトルヒルの6区画を3週間にわたって占領することを許した。だが、シェラ・サドブニクさんは依然、自分の子供を地元の公園に連れて行くことが許されていない。
「どうもうちの子は(デモ隊より)ずっと危険なようだ」。シアトルを拠点に「自由財団」の弁護士をしているサドブニクさんは語った。「法を順守するすべての人々はあらゆる規制の対象になるが、抗議や略奪、暴動を起こす人たちはOKだという。この人たちは、新型コロナウイルスを拡散させないらしい」
ミネアポリス警察の拘束中にジョージ・フロイドさんが死亡した事件を受けて発生した大規模デモは、ほぼ収まってきた。だが、いかに多くのリベラル派知事や地元当局者が、コロナウイルス拡散を防ぐためのソーシャルディスタンス(社会的距離)のルールを無視して、デモ隊を応援し、一緒に行進までしていたことを、誰も忘れていない。
その結果、ロックダウンやその他の規制に対する懐疑的な見方が、特に右派の間で沸騰している。これを「コロナウイルス信頼ギャップ」と呼ぶのは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)ゲフィン医科大学院のジョゼフ・ラダポ准教授だ。・・・
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