農村部の壁:トランプは関税問題の中でも支持獲得に猛進
(2020年9月3日)
By Tom Howell Jr. – The Washington Times – Monday, August 24, 2020
トランプ米大統領は最近、中国に対して優しい言葉を述べないが、接戦州に滞在中の24日、その共産主義国家による少なくとも1つの「賢い」動きを賞賛した。重要な投票集団である米国の農家を助ける2回のトウモロコシの大量注文だ。
「わが国の歴史で最大のトウモロコシの注文が2回あった。史上最大規模の大豆の注文だ」とトランプ氏は、ノースカロライナ州西部の「農家から家族へのフードボックス」で支持者に述べた。
完全な選挙モードに入ったトランプ氏は、中部地域の勤勉な男女が得るあらゆる機会を強調している。不法移民に関するアリゾナ州での批判さえ、季節労働者に依存する農業部門への讃歌になった。
「われわれは国境について非常に強硬だ。人々が入って来たいと思ったとしても、農家に損害は与えない」。トランプ氏は先週、同州ユマで語った。
農家からの支持を維持することは、11月の大統領選においてトランプ氏にとって非常に重要だ。民主党は、トランプ氏の農村における防火壁を崩すことを狙い貿易戦争や主要な市場に打撃を与えている新型コロナウイルスのパンデミックを強調している。
中国との関税戦争により打撃を受けた農家にトランプ氏は救済金として数十億ドルを費やすことを余儀なくされ、これにパンデミックと自然災害によるエタノール燃料への低い需要が追い打ちをかけた。・・・
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