安倍首相辞任で後継めぐり憶測
(2020年9月4日)
By Guy Taylor – The Washington Times – Monday, August 31, 2020
近代日本の歴史の中で最長の在職期間を誇り、アジアの有力指導者の一人である安倍晋三首相の突然の辞任表明は、この地域に不安をもたらした。安倍政権が、米国の同盟国を脅かそうとする北朝鮮の挑発と中国の力の誇示に対し毅然とした態度を取ってきたからだ。
専門家らは、安倍首相が、北朝鮮封じ込めと台頭する中国への対抗のための米国の取り組みへの主要支援者に日本を引き上げ、そのレガシー(遺産)がすぐに消えることはなさそうだが、数週間後に決まる後継をめぐって不安が広がっていると指摘している。
安倍首相は28日に辞任を表明した際、健康問題に言及した。
辞任によって、トランプ大統領は仲のいいゴルフ友達を失う。しかし、次の首相が誰になろうと、日本の国益を守ることになるのなら、この地域の米政策への支持は続くものと考えられる。
ワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所のパトリック・クローニン・アジア太平洋安全保障部長は、・・・
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